両側続発性気胸は予後不良である

e0156318_22593041.jpg トルコからの報告です。

Akcam TI, et al.
Analysis of the patients with simultaneous bilateral spontaneous pneumothorax.
Clin Respir J. 2017 May 20. doi: 10.1111/crj.12652. [Epub ahead of print]

背景:
 両側自然気胸はまれな病態であり、報告例も少ない。この研究では、原発性および続発性自然気胸の症例を収集し、予後を報告した。

方法:
 2005年1月~2017年1月までの間、両側気胸と診断されたのは合計16人だった。患者は2グループに分けた。グループ1:続発性気胸群11人、グループ2:原発性気胸群5人。背景、基礎疾患、治療、臨床所見、生存データなどが記録された。

結果:
 グループ1において、4人(36.3%)がCOPD、3人(27.3%)が肉芽腫性疾患、2人(18.2%)が特発性肺線維症、1人(9.1%)が気管支拡張症を有していた。これらの患者のうち、4人は両側胸腔ドレナージを適用され、4人は片側胸腔ドレナージ、残りの3人は経過観察・内科治療が行われた。グループ1では、6人(54.6%)が72ヶ月の追跡期間中に死亡しており、そのうちCOPDを有していたのは1人のみだった。
 グループ2の全員において、両側気胸は胸腔鏡治療を用いて治療された。

結論:
 両側続発性気胸は予後不良の進行性疾患であることが示唆された。


by otowelt | 2017-06-12 00:37 | 呼吸器その他

<< 低蔓えん国における胸水中ADA... ピレスパ®はIPF患者の呼吸器... >>