実臨床におけるレルベア®吸入は、通常ケアと比較してACTを有意に改善

e0156318_224778.jpg 個人的にもレルベア®は推しています。

Ashley Woodcock, et al.
Effectiveness of fluticasone furoate plus vilanterol on asthma control in clinical practice: an open-label, parallel group, randomised controlled trial
Lancet, Published: 10 September 2017, DOI: http://dx.doi.org/10.1016/S0140-6736(17)32397-8


背景:
 喘息治療のエビデンスは、高度に選択された患者での効果を検証した臨床試験に由来している。実臨床におけるランダム化比較試験の必要性が求められている。

方法:
 われわれは、サルフォードおよび南マンチェスターにおける74のクリニックにおいて、オープンラベルのランダム化比較試験を実施した。クリニック医が診断した18歳以上の有症状喘息患者で維持療法を受けているものが対象であり、ランダムに1日1回のフルチカゾンフランカルボン酸(100μgあるいは200μg)+ビランテロール(レルベア®100/200)あるいは適切な通常ケアのいずれかに割り付けた。プライマリエンドポイントは、24ヶ月時点でのACTの20点以上の達成あるいはベースラインからのACT上昇3点以上とした。ITT解析で評価した。

結果:
 2012年11月12日から2016年12月16日までに4725人の患者が登録され、4233人がランダム化された(レルベア®群2114人、通常ケア群2119人)。1207人がベースラインACTが20点以上であった。24週時点で、効果がみられたレスポンダーはレルベア®群の方が通常ケア群よりも多かった(977人[71%] vs 784人[56%];オッズ比2.00 [95%信頼区間1.70–2.34], p<0.0001)。24週時点で、補正平均ACTスコアは、レルベア®群でベースラインから4.4点、通常ケア群は2.8点上昇した(差1.6 [95%信頼区間1.3–2.0], p<0.0001)。肺炎はほとんどみられず、両群に差はみられなかった。その他、重篤な合併症はみられなかった。

結論:
 クリニック医が診断した有症状喘息患者において、1日1回のレルベア®吸入は重篤な合併症を上昇させることなく通常ケアよりもACTを改善させた。


by otowelt | 2017-09-12 00:23 | 気管支喘息・COPD

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