敗血症性多臓器不全に持続的静脈-静脈血液濾過は有用でない


今週のCrit Care Med。
敗血症における多臓器不全に対する血液濾過の有用性について。

Critical Care Medicine:Volume 37(3)March 2009pp 803-810
Impact of continuous venovenous hemofiltration on organ failure during the early phase of severe sepsis: A randomized controlled trial


目的:
 敗血症による多臓器不全に対して持続的静脈-静脈血液濾過を
 おこなうことにはまだ異論がある。この有用性について考察。
 フランスのICUでおこなわれた、ランダム化無作為試験。

患者:
 80人の患者で24時間以内に臓器不全に陥った症例。

介入:
 group 1 (HF), 血液濾過群:25 mL/kg/hrを96時間
 group 2 (C),  通常の治療群

結果:
 プライマリエンドポイントは、14日観察における臓器不全の数、重症度、期間。
 重症度はSepsis-Related Organ Failure Assessment scoreで算定。
 結果的に76人が解析され、臓器不全の数や重症度は
 血液濾過群の方が高かった(p < 0.05)。

結果:
 敗血症による多臓器不全に対して持続的静脈-静脈血液濾過を行うことは
 臓器不全を悪化させる。しかしながら、高用量血液濾過(>35 mL/kg/hr)
 はチャレンジしていない。

by otowelt | 2009-02-24 13:44

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