造血器悪性疾患患者に対する侵襲性真菌感染症の予防:ドイツ血液腫瘍学会感染症ワーキンググループ


Primary prophylaxis of invasive fungal infections in patients with hematologic malignancies. Recommendations of the Infectious Diseases Working Party of the German Society for Haematology and Oncology.
Haematologica 94: 113-122, 2009


造血器悪性疾患では抗真菌剤の予防投与は広く認められていない。
レビュー委員は提案された提言について検討を行い、今回の提言を発表。
16922名の造血器悪性疾患患者を含む計86の研究が対象となった。
2-3の研究のみが他と異なる結果を述べていた。

①400mg/日のフルコナゾール投与は侵襲性真菌感染症の罹患率を下げ、
 重症GVHDを発症している同種移植患者とAML患者、MDS患者の
 侵襲性真菌感染症による死亡率、更には全体的な死亡率も下げていた。
②600mg/日のポサコナゾールはAML患者、MDS患者、GVHDを
 発症している同種移植患者に推奨される。
③フルコナゾール400mg/日はGVHDが発症するまでの同種移植患者の
 侵襲性真菌感染症予防に推奨される。
④リポゾーマルアンフォテリシンB吸入は好中球減少が長引いた症例の
 侵襲性真菌感染症予防に推奨される。

by otowelt | 2009-03-16 13:32 | 感染症全般

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