術前貧血は術後死亡率上昇のリスクである


術前貧血は術後死亡率上昇のリスクであるという論文。

Risk Associated with Preoperative Anemia in Noncardiac
Surgery. Anesthesiology 2009; 110:574–81.


背景:
 術前の貧血は輸血の観点からも重要であり、
 非心臓術後の副次的アウトカムに関連していると言われている。
 この研究の目的は、術前貧血がどのように術後の死亡率と関連しているか
 を調べるものである。

方法:
 データはレトロスペクティブに7759人の非心臓手術患者を
 University Health Networkから集めた。
 術前貧血は、ヘモグロビンが女性で12.0g/dl以下、男性で13.0g/dl以下と定義。

結果:
 術前貧血については特に男女差はなかった。
 (39.5% for men and 39.9% for women)
 しかしながら、オッズ比は術後5倍に上昇。
 死亡率も上昇した。(OR 2.36; 95%CI,1.57–3.41)
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結論:
 貧血は周術期患者における死亡率上昇の独立因子である。

by otowelt | 2009-03-16 15:44 | その他

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