ピロリ除菌および化学療法抵抗性の胃MALTリンパ腫に放射線治療は有用


MALTリンパ腫の治療には興味があるので。
Annals of oncologyより。

Complete long-term response to radiotherapy of gastric early-stage marginal zone lymphoma resistant to both anti-Helicobacter pylori antibiotics and chemotherapy.
Ann Oncol 2009 20: 465-468


背景:
 胃MALTリンパ腫で、ピロリ除菌に抵抗性の場合の
 適切なアプローチはまだ定まっていない。

方法:
 1997年1月から2004年12月まで24人のピロリ陽性の胃MALTリンパ腫と
 診断された患者を対象とした。5人がピロリ抵抗性であった。
 その後1ないし2レジメンの化学療法が追加された。
 51から77歳で平均年齢は70歳であった。
 彼らは30 Gyの放射線治療を受けた。

結果:
 これらピロリ除菌耐性の患者は放射線治療後に完全寛解を得た。
 67ヵ月後も再発がみられなかった。
 早期毒性はきわめて軽く、軽度の嘔気がみられる程度であった。
 晩期毒性は確認されなかった。

結論:
 放射線治療は、ピロリ陽性の胃MALTリンパ腫で除菌および
 その後の化学療法抵抗性の場合に効果があるものと考えられる。
 放射線治療はピロリ除菌や化学療法抵抗性であっても
 サルベージ療法として有用な可能性がある。

by otowelt | 2009-03-18 22:21 | 肺癌・その他腫瘍

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