癌罹患者の失業率


癌を患ったことのない人に比べ
癌で生き残った人はは失業する可能性が高いという報告。
有意差は出なかったものの、悲しい話だと思う。

Cancer survivors and unemployment. A meta-analysis and meta-regression. JAMA 2009;301:753-762.

背景:
 癌が治癒した後、癌のサバイバーは日常生活上で困難を抱えている。
 多くの癌サバイバーにとって社会復帰はは至難の業である。
 多くが身体的支障に加え、精神・感情面の問題を抱えている。
 アメリカでは、雇用・健康保険が一体となっているため、
 基礎疾患は保険の適用外となることが多いのが現実である。
 保険料の負担が増加するため、職を失う癌サバイバーもいる。

方法:
 癌のサバイバーの雇用を扱った文献に掲載された36件の報告結果を調査。
 (1966年から2008年)
 このメタアナリシスに、合計20366人の癌のサバイバー
 および157603人のコントロール患者群が含まれた。

結果:
 癌のサバイバーの失業率は34%であったのに対して
 コントロールでは15%であった。しかし、失業率は癌の種類によって異なっていた。
 アメリカの癌サバイバーの失業率はヨーロッパと比べて24%高いと報告したものの、
 この差は統計学的な有意差には達しなかった。

by otowelt | 2009-03-21 08:50 | 肺癌・その他腫瘍

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