21日サイクルのCPT-11/CBDCAのレジメンは再発SCLCの治療として有用


肺癌ガイドライン上ではSCLCの1st lineに関してはこのような推奨となっている。

a.シスプラチンとエトポシドの併用は標準的治療として強く勧められる(グレードA)。
b. シスプラチンと塩酸イリノテカンの併用は標準的治療として勧められる(グレードB)。
c. 超大量化学療法は日常診療として行わないよう勧められる(グレードD)。
d. PS不良例に対しても単剤(経口エトポシド)より
  多剤併用療法を行うよう強く勧められる(グレードA)。

ちなみに再発SCLCの場合は

標準的治療はないが,前治療終了後90日以上経過後に再発したもの
(sensitive relapse)は,再発小細胞肺癌の化学療法にも効果が
高い傾向にあり,初回化学療法と同様のレジメンを行う余地があるが,
勧めるだけの根拠が明確でない(グレードC)。

という記述になっている。

実地臨床では、放射線があてられない患者さんは
CDDP+ETP → AMR → CBDCA+CPT-11 → TOP
といった感じでケモすることが多い。


Phase II Trial of Irinotecan and Carboplatin for Extensive or Relapsed Small-Cell Lung Cancer. JCO Mar 2009: 1401–1404.

JCOのカリフォルニア大学からの論文。

目的:
 weekly CPT-11とプラチナ製剤の併用は、EDのSCLCで使われるレジメンである。
 多施設共同のphaseII試験として、新しい21日ごとのCPT-11/CBDCAのレジメンを
 再発あるいはEDのSCLCに対して使用した。

患者および方法:
 80人の患者が登録された。(39人が男性、41人が女性、平均65歳、PSは0-1が85%。)
 最大投与量は前回のphase I 試験に基づいて設定された。
 化学療法を受けたことのない、EDのSCLCではCPT-11が200 mg/m2 で
 CBDCAのAUCが5と設定。(arm A)
 化学療法治療歴があり、再発のあるSCLCではCPT-11は150 mg/m2 で
 CBDCAのAUCが5と設定。 (arm B)
 どちらのamでも1コース21日ごとでおこなわれ、最大6サイクルとした。

結果:
 grade 3~4の毒性として多かったのが好中球減少(54%)、
 血小板減少(22%)、貧血(13%)、下痢(22%)、悪心(11%)であった。
 3人の治療関連死がみられたが、これは好中球減少による敗血症によるものであった。
 72人の解析可能な患者では、RRはarmAおよびBで65%、50%であった。
 median survivalは、いずれも10ヶ月であった。(95% CI, 6 to 14 months)

結論:
 21日サイクルのCPT-11/CBDCAのレジメンは再発SCLCの治療として有用である。

by otowelt | 2009-03-21 13:47 | 肺癌・その他腫瘍

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