2017年 04月 04日 ( 1 )

FLAME試験事後解析:COPDに対するウルティブロ®の好酸球別解析

e0156318_945442.jpg COLD2017が出てしまって、いずれにしてもICS/LABAはやや下火です。

Nicolas Roche, et al.
Blood Eosinophils and Response to Maintenance COPD Treatment: Data from the FLAME Trial
AJRCCM, DOI: http://dx.doi.org/10.1164/rccm.201701-0193OC

背景:
 好酸球数は、COPDのマネジメントにおけるICSの効果を予測する潜在的バイオマーカーであることが事後解析で示されている。

目的:
 われわれは、COPD増悪の予防に用いられたICS/LABAとLAMA/LABAの反応を予測する因子として好酸球数を前向きに調べた。

方法:
 われわれはFLAME試験のデータのprespecified analysisを実施し、過去1年にCOPD増悪を経験したことがある患者に対する1日1回のLAMA/LABAであるインダカテロール/グリコピロニウム(110/50μg)と1日2回のICS/LABAであるサルメテロール/フルチカゾン(50/500μg)を比較し、事後解析をこころみた。

結果:
 治療効果を好酸球比率ごと(2%未満と2%以上、3%未満と3%以上、5%未満と5%以上)、好酸球数ごと(150/μL未満、150~300/μL、300/μL以上)に比較した。インダカテロール/グリコピロニウムはサルメテロール/フルチカゾンよりも増悪を予防する上で、好酸球比率2%未満、2%以上、3%未満、5%未満、好酸球数150/μL未満のサブグループにおいて優越性であった(すべての重症度、中等症、重症、いずれの比較において)。サルメテロール/フルチカゾンがインダカテロール/ウルティブロより優越性を示したカットオフは同定されなかった。好酸球数が上昇していても、中等症あるいは重症の増悪の頻度は高くならなかった。肺炎の頻度はサルメテロール/フルチカゾン群で多くみられた(2%未満、2%以上のサブグループ解析において)。

結論:
 本解析において、COPD患者では好酸球レベルにかかわらず、インダカテロール/グリコピロニウムはサルメテロール/フルチカゾンよりも優れているか同等であることが示唆された。



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by otowelt | 2017-04-04 00:15 | 気管支喘息・COPD