2017年 06月 15日 ( 1 )

自然気胸に対する胸腔鏡手術後の再発リスク因子

e0156318_14441648.jpg 若年者では要注意、ということですね。

Nakayama T, et al.
Outcome and risk factors of recurrence after thoracoscopic bullectomy in young adults with primary spontaneous pneumothorax.
Surg Today. 2017 Jul;47(7):859-864.


目的:
 胸腔鏡下ブラ切除術を受けた若年成人患者の気胸再発のリスク因子を調べること。

方法:
 2005年1月から2015年9月まで、40歳以下168人の自然気胸患者に対する胸腔鏡下ブラ切除術例をわれわれの病院で抽出した。再発あるいは最終受診日まで追跡し、Kaplan-Meier法を用いて無再発率を算出した。

結果:
 167人の16人(9.6%)で気胸が再発した。無再発期間は3-107ヶ月(中央値25.8ヶ月)で、5年無再発率は85.9%だった。多変量Cox解析では、23歳以下(p=0.029)、手術前の同側気胸既往(p = 0.029)は有意な再発リスク因子だった。
 5年無再発率は23歳以下および同側気胸既往のある患者では72.3%で、これらリスク因子がいずれもない患者では94.1%だった(p = 0.001)。
 外科手術後から3年以内に再発したのは、16人中14人だった。

結論:
 23歳以下で手術前に同側気胸の既往があると、気胸再発のリスクが高い(特に3年以内)。


by otowelt | 2017-06-15 00:23 | 呼吸器その他