2017年 08月 01日 ( 1 )

気管支サーモプラスティとゾレア®の間接比較

 直接比較することができないので、参考程度ですが。

Niven RM, et al.
Indirect comparison of bronchial thermoplasty versus omalizumab for uncontrolled severe asthma.
J Asthma. 2017 Jul 14:1-9. doi: 10.1080/02770903.2017.1337789.


目的:
 気管支サーモプラスティ(BT)は、コントロールの重症喘息に追加的に加える治療としてオマリズマブのような抗体医薬品の代替案として提示されている。われわれは、BTとオマリズマブの効果を間接的に比較した。

方法:
 システマティックレビューによって、妥当性のあるランダム化比較試験を抽出した。

結果:
 シャムコントロールのBTの試験(AIR2試験)と2つのオマリズマブのプラセボ対照試験(INNOVATE試験、EXTRA試験)が登録された。治療後の重症の喘息発作のリスクに差はみられなかった(オマリズマブと比較したBTのリスク比0.91 [95%信頼区間0.64, 1.30]; p = 0.62)。また、入院(リスク比0.57 [95%信頼区間0.17, 1.86]; p = 0.53)も同等であった。しかしながら、救急外来受診はBTの方が少なかった(リスク比0.25 [95%信頼区間0.07, 0.91]; p = 0.04)。

結論:
 間接的な比較であり解釈には注意が必要であるが、BTはコストは高いものの一部のアウトカムでオマリズマブよりも良好である可能性が示された。


by otowelt | 2017-08-01 00:44 | 気管支喘息・COPD