2017年 09月 05日 ( 1 )

かぜの咳嗽に対する薬物的治療および非薬物的治療:CHESTエキスパートパネルレポート

e0156318_12121632.jpg かぜの咳嗽に対する薬物的治療および非薬物的治療のエキスパートパネルレポートがCHESTから出ています。推奨サマリーを列挙します。かぜに対する鎮咳薬にエビデンスがほとんどないのは理解していますが、もう少し内容充実させてほしかった。

Mark A. Malesker, et al.
Pharmacological and Non-Pharmacological Treatment for Acute Cough Associated with the Common Cold. CHEST Expert Panel Report
CHEST DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.chest.2017.08.009



1. 成人および小児のかぜによる咳嗽患者には、咳の重症度が低いか早期に軽減することが示されていない限り、OTCの鎮咳薬・かぜ薬の使用を推奨しない。
2. 成人のかぜによる咳嗽患者には、咳の重症度が低いか早期に軽減することが示されていない限り、NSAIDsの使用を推奨しない。
3. 小児(1-18歳)のかぜによる咳嗽患者には、無治療、ジフェンヒドラミン、プラセボと比べて症状を軽減する可能性があるためハチミツを推奨する。ただし、デキストロメトルファンに勝るものではない。
※1歳未満の児にはハチミツを与えてはならない。また2歳未満ではデキストロメトルファンを処方すべきではない。
4. 小児(18歳未満)のかぜによる咳嗽患者には、呼吸窮迫を含む潜在的に重篤な副作用をもたらす可能性があるため、コデインを含む鎮咳薬の処方を避けることを推奨する。



by otowelt | 2017-09-05 00:20 | 呼吸器その他