2017年 09月 26日 ( 1 )

鳥関連慢性過敏性肺炎では組織学的ばらつきがみられ、経時的にUIPパターンへ変化しうる

e0156318_10125425.jpg スペクトラムを持って色々な組織型が存在することが、この知見を裏付ける証左だと思います。

Ochi J, et al.
Histological variability and consequences in chronic bird-related hypersensitivity pneumonitis.
Respirology. 2017 Oct;22(7):1350-1356.


背景および目的:
 鳥関連慢性過敏性肺炎(BRHP)の空間的および時間的な組織学的ばらつきについては詳しく評価されていない。この研究では、BRHPにおける空間的-時間的な組織学的ばらつきを調べた。

方法:
 1992~2008年までに、外科的肺生検でBRHPと診断された患者52人が登録された。組織病理学的特徴が、2002年特発性間質性肺炎ATS/ERSコンセンサスによって分類された。剖検検体が7人から得られ、これについては外科的肺生検からの変化についても評価した。

結果:
 外科的肺生検に基づく評価では、7人の患者がcNSIPパターン、16人がfNSIPパターン、20人がfNSIP+UIPパターン(discordant UIPパターン)、9人がUIPパターン(concordant UIPパターン)に分類された。変化をみたフェーズでは、外科的肺生検でfNSIPパターンであった患者が細気管支中心性間質性肺炎(BIP)パターンあるいはUIPパターンに変化していた。

結論:
 慢性BRHPでは、葉間・葉内の組織学的ばらつきがみられた。幾人かの慢性BRHP患者は、早期にみられたfNSIPパターンがUIPパターンへと進展していた。


by otowelt | 2017-09-26 00:01 | びまん性肺疾患