2017年 09月 28日 ( 1 )

線維性過敏性肺炎における努力性肺活量低下は予後不良因子

e0156318_10125425.jpg リサーチレターです。

Andrea Gimenez, et al.
Change in FVC and survival in chronic fibrotic hypersensitivity pneumonitis
Thorax, http://dx.doi.org/10.1136/thoraxjnl-2017-210035


概要:
 線維性過敏性肺炎における努力性肺活量(FVC)10%以上の減少が死亡リスクを予測するかどうかはよく分かっていない。

方法:
 112人の患者が組み込まれ、66人(59%)が外科的肺生検を受けて線維性過敏性肺炎と診断された。

結果:
 診断から6~12ヶ月で10%以上の%FVC低下がみられた患者は有意に総死亡率が高かった(生存期間中央値53ヶ月、95%信頼区間37-69ヶ月 vs 139ヶ月、 95%信頼区間66-212ヶ月、p=0.007)。多変量解析においても、この死亡との関連性は有意だった:%FVC10%以上の減少(ハザード比4.13, 95%信頼区間1.96 to 8.70, p=0.005), 低FVC%(ハザード比1.03 , 95%信頼区間1.01 to 1.05 , p=0.003)。また抗原回避は死亡リスクを減少させた(ハザード比0.18, 95%信頼区間0.04 to 0.77, p=0.021)。
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(文献より引用:Figure1B)


by otowelt | 2017-09-28 00:46 | びまん性肺疾患