2017年 10月 06日 ( 1 )

書籍の紹介:医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法

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 今日は書籍の紹介です。岩田健太郎先生が執筆された、「医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法」という本です。

 医学部受験や医師国家試験受験の具体的な勉強法を紹介している受験対策本ではなく、勉強とは、学ぶとは、頭がよいとは、一体どういうことかを岩田節で切った斬新な本です。

 ソフトモヒカンみたいな頭ですが、こう見えて私も一応医学部出身ですから「頭がよい」と田舎の親戚からよく言われます。しかし、私は自分が頭の良い人間などとは生まれて一度も感じたことがありません。中学校時代はヤンチャしていましたし、医学部も推薦入試で面接合格したようなものです。そんなもんだから、医学部に入学して周囲の同級生の圧倒的知識量に腰を抜かしました。ひええ、これが医学部受験戦争を勝ち抜いた連中か、と。

 岩田先生は「頭がよい」というのは、現在の自分を否定して、自分の知性の枠の外に飛び出し続けるという好奇心と、勇気を持ち続けるような態度を指すことである、と本書で書いておられます。無知の知が意識できる、好奇心を持って外に飛び出すことができる人間ということです。手前味噌ですが、私のブログはそれに似たスタートで始まったものです。私は知らないことをどんどんメモしていかないと頭にインプットできない阿呆で、その代替としてブログという手段を使っているに過ぎないのです。いや、だからといって自分が「頭がよい」と言いたいわけではありませんが。
 
 残念ながら、医師は年齢を重ねると頭が悪くなっていきます。私も昨日見た仮面ライダービルドのフルボトルが何の動物だったかすら思い出せないので、そろそろ下り坂を意識しています。脳のキャパシティが減ってくると、医学的知識もアップデートしなくなる。この本のタイトルだけ見ると、私のような下り坂の中高年のドクターは対象外のようですが、そういったくロマンスグレーの医師にこそ、この本を読んでいただきたい(岩田先生曰く、読めば彼らは憤慨するだろうとのことですが)。



by otowelt | 2017-10-06 00:42 | その他