2017年 10月 26日 ( 1 )

Glasgow予後スコアはIPF急性増悪の死亡を予測する上で有用

e0156318_7331272.jpg 2つの血清マーカーだけで予測できる点は評価できると思うので、前向きに登録したコホートで検証していただきたいところですね。

Kang HS, et al.
Prognostic significance of Glasgow prognostic score in patients with acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis.
Respirology. 2017 Oct 12. doi: 10.1111/resp.13184.


背景および目的:
 Glasgow予後スコア(GPS)は全身性炎症反応を反映し、肺癌の独立予測因子としても有用である。われわれは、GPSがIPF急性増悪の臨床アウトカムを予測する因子であるかどうか調べた。

方法:
 これは2006年1月から2016年3月までカトリック大学校 ソウル聖母病院で行われた後ろ向き研究である。合計327人のIPF患者が登録された。入院時に明らかに肺炎がある患者、左心不全がある患者、肺塞栓がある患者、ALIの原因が同定できている患者、アルブミンあるいはCRPが測定されていない患者は除外された。

結果:
 IPF患者66人が解析対象となった。生存期間中央値は20.7日で、20人(43.9%)の患者が入院中に死亡した。全生存期間は、GPS0点で26.0日、GPS1点で20.0日、GPS2点で15.0日だった。GPS0点と2点の間には全生存期間に有意な差がみられた(P = 0.002)。Cox回帰モデルを用いた多変量解析では、好酸球減少症(P = 0.007)、低P/F比(P = 0.014)、高GPSスコア(P = 0.006)は死亡の独立した予測因子だった。

結論:
 GPSはIPF急性増悪の死亡を予測する上で有用である。


by otowelt | 2017-10-26 00:19 | びまん性肺疾患