2017年 11月 10日 ( 1 )

頻回にサウナを使用すると肺炎リスクが減少する

e0156318_8265125.jpg ほんまでっか論文。
 研究グループのKunutsorらは、フィットネスと組み合わせると循環器系疾患の死亡リスクも減少させるという研究結果も発表しています(Ann Med. 2017 Oct 16:1-8. )。

Setor K. Kunutsor, et al.
Frequent sauna bathing may reduce the risk of pneumonia in middle-aged Caucasian men: The KIHD prospective cohort study
Respiratori Medicine, DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.rmed.2017.10.018


目的:
 サウナは、さまざまな健康的利益があるとされている。頻繁にサウナに入ることは、急性・慢性疾患のリスクを軽減することが示されてきた。サウナは呼吸器疾患のリスクを減らす可能性があるが、エビデンスは不透明である。われわれは、サウナと肺炎リスクの関連について調べた。

方法:
 前向きコホートで同定した42~61歳の2210人の男性において、ベースラインのサウナ使用頻度を聴取した。

結果:
 中央値25.6年の追跡期間のなかで、375の肺炎が記録された。年齢で補正すると、週1回以下サウナを使用する人と比べると、1週間に2~3回サウナを使用する人の肺炎リスクはハザード比0.67(95%信頼区間0.53-0.83)、週4回以上サウナを使用する人の肺炎リスクはハザード比0.53(95%信頼区間0.34-0.84)だった。主要なリスク因子でさらに補正しても、ハザード比は統計学的に有意のままであった(それぞれハザード比0.69[95%信頼区間0.55-0.86]、0.56[95%信頼区間0.35-0.88])。さらに、総カロリー摂取量、社会経済的ステータス、身体活動性、CRP値で補すると、ハザード比はそれぞれ0.72(95%信頼区間0.57-0.90)、0.63(95%信頼区間0.39-1.00)となった。

結論:
 白人の中年男性は、頻回にサウナを使用することで肺炎のリスクが減少する。


by otowelt | 2017-11-10 00:09 | 感染症全般