2017年 11月 14日 ( 1 )

胸部HRCTでCOPとCEPを鑑別する

e0156318_2331765.jpg いわゆるOPパターンとEPパターンというやつです。

Mehrian P, et al.
High-resolution computed tomography findings in chronic eosinophilic vs. cryptogenic organising pneumonia.
Int J Tuberc Lung Dis. 2017 Nov 1;21(11):1181-1186.


背景:
 類似の臨床的・胸部CT所見をとる特発性器質化肺炎(COP)と慢性好酸球性肺炎(CEP)は、診断の際鑑別がなかなか難しい。

目的:
 COPとCEPを胸部HRCTを用いて鑑別できるか調べること。

デザイン:
 イランのMasih Daneshvari病院において、2007年~2015年のCOP、CEPの患者の胸部HRCT所見を後ろ向きに調べた。COPあるいはCEPは外科的肺生検、経気管支肺生検・気管支肺胞洗浄液、血中好酸球数、ステロイド反応性などで診断された。

結果:
 以下の傾向がみられた。
 CEP:GGO、上葉の肺炎像、気管支壁の肥厚、モザイクパターンが多い
 COP:下葉の肺炎像、胸膜直下の網状影、コンソリデーション、結節・腫瘤影、小葉間隔壁ではない線状影、気管支拡張、reversed halo signが多い
 喘息、喘鳴、末梢血好酸球数上昇の既往は、有意にCEPの方によくみられた。

結論:
 胸部HRCTのみでCEPとCOPを鑑別するのは容易ではないが、他の診断法で確定にいたらない場合、上記所見が有用となるだろう。


by otowelt | 2017-11-14 00:45 | びまん性肺疾患