カテゴリ:びまん性肺疾患( 264 )

日本呼吸器学会 近畿地方会

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by otowelt | 2008-12-14 16:05 | びまん性肺疾患

低酸素血症は咳反射を抑制

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Danny J. Eckert, Peter G. Catcheside, Daniel L. Stadler, Rachel McDonald, Michael C. Hlavac, and R. Doug McEvoy. Acute Sustained Hypoxia Suppresses the Cough Reflex in Healthy Subjects Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2006; 173:506-511.

なんとなく、そういう感じはするのだが、
データとして見た事がなかったので・・・。

咳閾値は低酸素血症で有意に上昇する。
そのメカニズムは、弧束核でのGABAの関与か????

by otowelt | 2008-12-11 16:04 | びまん性肺疾患

嚢胞性線維症における緑膿菌感染症


ほとんどの呼吸器内科医は、
嚢胞性線維症(cystic fibrosis: CF)と聞いたら緑膿菌が頭に出てくるはずだ。

CFは白人に特有な遺伝病である。
CF患者の平均寿命は30年ほどだが、P. aeruginosa感染が死亡原因のひとつである。
P. aeruginosaの病原因子の発現の多くは、同種間のコミュニケーション機能である
クォーラムセンシング(quorum sensing:特定の細胞密度(定足数)の感知システム)
によって制御されていることから、多くの研究者がP. aeruginosa のQS研究に
携わっている。

それはさておき、computer-assisted SalI DNA fingerprinting により
抽出したニュージーランドのCF患者の緑膿菌の伝播における論文がERJで紹介された。
要は、CF患者における緑膿菌は人から人へ伝播している過程をとっているものが
多いわけではなさそうという。

Pseudomonas aeruginosa transmission is infrequent in New Zealand cystic fibrosis clinics. Eur Respir J 2008; 32:1583-1590

呼吸器内科やってますが、CFなんて見たことない。
日本におけるDPBみたいなマユツバものではなく、れっきとした疾患ではあるので
海外で恥をかかぬよう、呼吸器内科医としては知っておきたい疾患ではある。

ちなみに
成人CF患者の緑膿菌慢性気道感染に対する治療のガイドライン(Birmingham, UK)は、
第1選択としてCPFXの単独療法
第2選択以降はβラクタム+アミノ配糖体

by otowelt | 2008-12-02 16:04 | びまん性肺疾患

吸入ステロイドは女性の全死亡率と心血管イベントによる死亡率を減少

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Prospective Study of Inhaled Corticosteroid Use, Cardiovascular Mortality, and All-Cause Mortality in Asthmatic Women. Chest 2008;134;546-551

吸入ステロイドは女性の心血管イベントの減少と死亡率の減少をもたらす。
2671人の女性が登録され、その中には喘息やCOPDの患者がいた。
全体の54%が吸入ステロイドを使用していた。
吸入ステロイドは、死亡率を減らした(オッズ比 0.58;95%CI 0.36-0.92)。
また、心血管イベントによる死亡も減らした(オッズ比 0.35;95%CI 0.13-0.93)。
しかしながら、癌による死亡や他の原因による死亡は減らさなかった。(当たり前だが)

だからといって、診療内容に大きな差がでるわけではないのだが。

by otowelt | 2008-11-26 14:43 | びまん性肺疾患