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日本呼吸器学会 近畿地方会

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by otowelt | 2008-12-14 16:05 | びまん性肺疾患

低酸素血症は咳反射を抑制

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Danny J. Eckert, Peter G. Catcheside, Daniel L. Stadler, Rachel McDonald, Michael C. Hlavac, and R. Doug McEvoy. Acute Sustained Hypoxia Suppresses the Cough Reflex in Healthy Subjects Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2006; 173:506-511.

なんとなく、そういう感じはするのだが、
データとして見た事がなかったので・・・。

咳閾値は低酸素血症で有意に上昇する。
そのメカニズムは、弧束核でのGABAの関与か????

by otowelt | 2008-12-11 16:04 | びまん性肺疾患

エリスロマイシンによるCOPD急性増悪予防効果

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Terence A. R. Seemungal, Tom M. A. Wilkinson, John R. Hurst, Wayomi R. Perera, Ray J. Sapsford, and Jadwiga A. Wedzicha Long-term Erythromycin Therapy Is Associated with Decreased Chronic Obstructive Pulmonary Disease Exacerbations  Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2008; 178: 1139-1147

中等症~重症のCOPD患者(平均%FEV1 49%)にエリスロマイシン250mgを1日2回投与し、12ヶ月間の急性増悪の頻度などを対照群を比較した試験。
マクロライド少量持続投与はCOPD患者の急性増悪の頻度と持続期間を有意に減少させたという結果が出た。ウイルス感染の予防効果??

これも最近の論文だが、アジスロマイシンが肺胞マクロファージの貪食能を増加させたとの報告(Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2008; 178: 139-148.)もある。

antibiotic effectとは別の経路からの予防効果と現在は考えられているらしい。

by otowelt | 2008-12-11 14:22 | 気管支喘息・COPD

嚢胞性線維症における緑膿菌感染症


ほとんどの呼吸器内科医は、
嚢胞性線維症(cystic fibrosis: CF)と聞いたら緑膿菌が頭に出てくるはずだ。

CFは白人に特有な遺伝病である。
CF患者の平均寿命は30年ほどだが、P. aeruginosa感染が死亡原因のひとつである。
P. aeruginosaの病原因子の発現の多くは、同種間のコミュニケーション機能である
クォーラムセンシング(quorum sensing:特定の細胞密度(定足数)の感知システム)
によって制御されていることから、多くの研究者がP. aeruginosa のQS研究に
携わっている。

それはさておき、computer-assisted SalI DNA fingerprinting により
抽出したニュージーランドのCF患者の緑膿菌の伝播における論文がERJで紹介された。
要は、CF患者における緑膿菌は人から人へ伝播している過程をとっているものが
多いわけではなさそうという。

Pseudomonas aeruginosa transmission is infrequent in New Zealand cystic fibrosis clinics. Eur Respir J 2008; 32:1583-1590

呼吸器内科やってますが、CFなんて見たことない。
日本におけるDPBみたいなマユツバものではなく、れっきとした疾患ではあるので
海外で恥をかかぬよう、呼吸器内科医としては知っておきたい疾患ではある。

ちなみに
成人CF患者の緑膿菌慢性気道感染に対する治療のガイドライン(Birmingham, UK)は、
第1選択としてCPFXの単独療法
第2選択以降はβラクタム+アミノ配糖体

by otowelt | 2008-12-02 16:04 | びまん性肺疾患