EGFR変異と肺腺癌の良好な予後についての具体的な論文

EGFR変異は肺腺癌での良好な予後とゲフィチニブ治療による
サバイバルベネフィットをかなり予測する

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EGFR Mutations Predict Survival Benefit From Gefitinib in Patients With Advanced Lung Adenocarcinoma: A Historical Comparison of Patients Treated Before and After Gefitinib Approval in Japan. Journal of Clinical Oncology, Vol 26, No 34 (December 1), 2008: pp. 5589-5595


INTACT、TRIBUTE studyではEGFR-TKI投与にかかわらず、EGFR変異患者は変異のない患者と比べて長く生存した。
本試験では肺腺癌患者のサバイバルベネフィットにEGFR変異やその他因子がゲフィチニブ治療の予後予測因子となるか、ゲフィチニブ承認前後で比較。

EGFR変異と生存期間延長との間には有意な交互作用がみられ(P=0.045)、
EGFR変異がイレッサの延命効果を予測する因子であった。
背景因子を揃えてハザード比を出した場合、ゲフィチニブ承認前後で
ハザード比0.47(P<0.001)EGFR変異あり、なしでハザード比0.76(P=0.88)だった。

またEGFR変異が、ゲフィチニブ治療と関係なく予後を規定する因子であることも示唆。
ちなみにDELとL858Rの変異を持つ患者の間でOSに差は見られなかった
(MST:15.6 v 12.8M HR:0.86 P=0.58)。

DELとL858Rの間に奏効率の差は見られなかった (29% v 35% P=0.49)。

# by otowelt | 2008-11-26 13:58 | 肺癌・その他腫瘍

腺癌・大細胞癌でCDDP+MTAが有用

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JPhase III Study Comparing Cisplatin Plus Gemcitabine With Cisplatin Plus Pemetrexed in Chemotherapy-Naive Patients With Advanced-Stage Non–Small-Cell Lung Cancer
Journal of Clin Oncol 26:3543-3551, 2008


NSCLCのファーストラインに対する、シスジェムVSシスアリムタ。
イーライリリー!って感じのスタディだが、
サブセット解析でMTA/CDDP群において、
腺癌と大細胞癌で、より長い生存期間が得られた。

ちなみに、doseは以下の通り。
 CDDP 75 mg/m2
 MTA 500 mg/m2   q 3 weeks × 6 cycles

うちでも中皮腫でアリムタをよく使うが、
そんなに副作用も大きくなく、PSさえよければ
認容性は高いのではないだろうか。

# by otowelt | 2008-11-24 12:14 | 肺癌・その他腫瘍

非小細胞肺癌におけるVandetanib


Vandetanib (ZD6474) Phase III Non-Small Cell Lung Cancer (NSCLC) Clinical Programme

NSCLCセカンドラインの地位を得たドセタキセル単剤の
成績をVandetanib(ザクティマ)がPFSで上回っているらしい。


ZODIAC Study (D4200C00032)
a global Phase III randomised, double-blind, placebo controlled study evaluating the efficacy and safety of vandetanib (ZD6474) 100mg once daily in combination with docetaxel versus docetaxel alone in patients with locally advanced or metastatic non-small cell lung cancer after failure
of 1st line anti-cancer therapy

# by otowelt | 2008-11-24 11:53 | 肺癌・その他腫瘍

大腸癌セカンドラインにおけるXELOXはFOLFOX-4と同等

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Capecitabine plus oxaliplatin (XELOX) versus 5-fluorouracil/folinic acid plus oxaliplatin (FOLFOX-4) as second-line therapy in metastatic colorectal cancer: a randomized phase III noninferiority study  Annals of Oncology 19: 1720–1726, 2008

大腸癌のセカンドラインにおいて、XELOXとFOLFOX-4は
PFS、OSにおいても同等という報告。
現場では点滴時間、というのが非常にネックになってくるので
面白い論文だと思う。

大腸癌の肺転移症例も呼吸器内科でみることがあるため
大腸癌のレジメンも頭に入れておく必要がある。

# by otowelt | 2008-11-24 10:09 | 肺癌・その他腫瘍

ICUにおける敗血症・VAPにクラリスロマイシンが有用


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Effect of Clarithromycin in Patients with Sepsis and Ventilator-Associated Pneumonia. Clinical Infectious Diseases 2008; 46:1157–64

Clarithromycin (1g)を1日1回3日間投与するメニュー。

インターロイキン8の産生をクラリスロマイシンが減らすから・・・
という理由が書かれたりしているが。

ともかく、VAPに対するクラリスの投与に関しては有用性があるという報告だが
ガイドラインに影響を与えるほどのインパクトがあるとは思えないが。

# by otowelt | 2008-11-24 09:30 | 感染症全般