ALI死亡率はここ10年で低下
2009年 04月 19日

Critical Care Medicine. 37(5):1574-1579, May 2009.
目的:
1つのセンターにおけるALIの死亡率は、
長期間にわたって低下傾向にある。
しかしながら、最近のALIの死亡率の傾向が
アメリカ全体で低下傾向にあるのかよくわかっていない。
最近の進んだALIの治療が死亡率を下げるのかを検証。
デザイン:
レトロスペクティブコホート試験(ARDSネットワーク)
対象:
ARDSネットワークに登録された、成人ICU患者。
2451人の人工呼吸器患者で、ARDSネットワークに1996年から2005年に
登録された人を対象とする。
結果:
1996年~1997年の間で粗死亡率は35%。
2004年から2005年にかけてはこれが、26%まで低下(p < 0.0005)。
結論:
ARDSネットワークに登録したALI患者で、最近のALI治療により
粗死亡率は低下した。
by otowelt
| 2009-04-19 02:09
| 集中治療