マイコプラズマ肺炎とお天気
2009年 06月 03日
Impact of weather factors on Mycoplasma pneumoniae pneumonia
Thorax 2009;64:507-511
背景:
天気という因子が、マイコプラズマ肺炎にかかわっているかもしれない。
しかしながら、それを考察した論文というのは少ない。
方法:
マイコプラズマ肺炎について、1999年~2007年に福岡で検証。
13056人のマイコプラズマ肺炎患者において、12234人 (93.7%)が15歳未満であった。
結果:
マイコプラズマ肺炎は、気温が1℃上昇するごとに
16.9% (95% CI 11.3% to 22.8%)発症リスクを上昇させ
1%湿度が上昇するにつれて4.1% (95% CI 2.7% to 5.5%)発症を
増加させる。
結論:
福岡の検証では、マイコプラズマ肺炎は、気温や湿度の上昇により
発症率が増える可能性がある。
by otowelt
| 2009-06-03 15:21
| 感染症全般