救急におけるGlide Scopeを用いた挿管
2010年 05月 11日
日本ではAirway scopeがよく用いられているが、
Glide ScopeはAirway scopeほど太くない。
当院の集中治療室ではAirway scopeをしばしば使うことがある。
Endotracheal intubation using a GlideScope video laryngoscope by emergency physicians: a multicentre analysis of 345 attempts in adult patients
Emerg Med J 2010;27:380-382
目的:
Glide Scope(GVL)が救急医により発売後2年の間どのように用いられたか調査。
方法:
5つの救急部において調査をおこなった。
GVLによる挿管成功率を通常の喉頭鏡と比べた。
結果:
GVLは3223の挿管のうち10.7%の345症例に用いられた。
GVLにおけるoverall success rateは、喉頭鏡より有意に高いわけではなかった。
(79.1% vs 77.6%, p=0.538)
挿管困難例においては、有意にsuccess rateがGVLで高かった。
(80.0% vs 50.4%, p<0.001).
結論:
GVLはそれほど頻繁に用いられておらず、喉頭鏡に比べて成功率を上昇させる
わけではない。しかしながら、挿管困難例においては有用であると考えられる。
Glide ScopeはAirway scopeほど太くない。
当院の集中治療室ではAirway scopeをしばしば使うことがある。

Emerg Med J 2010;27:380-382
目的:
Glide Scope(GVL)が救急医により発売後2年の間どのように用いられたか調査。
方法:
5つの救急部において調査をおこなった。
GVLによる挿管成功率を通常の喉頭鏡と比べた。
結果:
GVLは3223の挿管のうち10.7%の345症例に用いられた。
GVLにおけるoverall success rateは、喉頭鏡より有意に高いわけではなかった。
(79.1% vs 77.6%, p=0.538)
挿管困難例においては、有意にsuccess rateがGVLで高かった。
(80.0% vs 50.4%, p<0.001).
結論:
GVLはそれほど頻繁に用いられておらず、喉頭鏡に比べて成功率を上昇させる
わけではない。しかしながら、挿管困難例においては有用であると考えられる。
by otowelt
| 2010-05-11 03:14
| 救急