救急におけるGlide Scopeを用いた挿管

日本ではAirway scopeがよく用いられているが、
Glide ScopeはAirway scopeほど太くない。
当院の集中治療室ではAirway scopeをしばしば使うことがある。
救急におけるGlide Scopeを用いた挿管_e0156318_14134846.jpg
Endotracheal intubation using a GlideScope video laryngoscope by emergency physicians: a multicentre analysis of 345 attempts in adult patients
Emerg Med J 2010;27:380-382


目的:
 Glide Scope(GVL)が救急医により発売後2年の間どのように用いられたか調査。

方法:
 5つの救急部において調査をおこなった。
 GVLによる挿管成功率を通常の喉頭鏡と比べた。

結果:
 GVLは3223の挿管のうち10.7%の345症例に用いられた。
 GVLにおけるoverall success rateは、喉頭鏡より有意に高いわけではなかった。
 (79.1% vs 77.6%, p=0.538)
 挿管困難例においては、有意にsuccess rateがGVLで高かった。
 (80.0% vs 50.4%, p<0.001).

結論:
 GVLはそれほど頻繁に用いられておらず、喉頭鏡に比べて成功率を上昇させる
 わけではない。しかしながら、挿管困難例においては有用であると考えられる。
by otowelt | 2010-05-11 03:14 | 救急

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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