βラクタマーゼ
2010年 05月 18日
IDATENでAmpCの話が出たので、個人的な復習のため。
●問題となる広域β-lactamase産生菌
1.ESBL (Extended-Spectrum β-lactamase)
・全ペニシリン、セファロスポリン、モノバクタムを分解
・有効なβ-lactam系抗菌薬:カルバペネム、セファマイシン、β-lactamase阻害剤合剤
2.プラスミド性Class Cβ-lactamase
・有効なβ-lactam系抗菌薬:カルバペネム、第4世代セファロスポリン
3.プラスミド性Metallo-β-lactamase
・モノバクタム以外のβ-lactamを分解可能なβ-lactamase
・有効なβ-lactam系抗菌薬:モノバクタムおよびピペラシリンは耐性とならない
●β-lactamaseの種類
●GNRにおけるβ-lactamase(NEJM) NEJM 352:4. 2005
●Ampタンパクの種類
・AmpR:DNA binding protein
ampCのpromotor領域に結合し、ampCの転写を抑制する。
・AmpD・N-acetyl muramyl-L-alanine amidase
murain monomerを分解し、peptideglycanの合成に再利用する。
変異するとβ-lactamase増加
・AmpG:膜貫通タンパク質
murain monomerを細胞質内へ取り込む。
欠損株では、β-lactamaseが産生されない。
・AmpE:膜タンパク質
β-lactamとは結合しない。AmpDの合成に関与?
・AmpC:β-lactamase
●問題となる広域β-lactamase産生菌
1.ESBL (Extended-Spectrum β-lactamase)
・全ペニシリン、セファロスポリン、モノバクタムを分解
・有効なβ-lactam系抗菌薬:カルバペネム、セファマイシン、β-lactamase阻害剤合剤
2.プラスミド性Class Cβ-lactamase
・有効なβ-lactam系抗菌薬:カルバペネム、第4世代セファロスポリン
3.プラスミド性Metallo-β-lactamase
・モノバクタム以外のβ-lactamを分解可能なβ-lactamase
・有効なβ-lactam系抗菌薬:モノバクタムおよびピペラシリンは耐性とならない
●β-lactamaseの種類
●GNRにおけるβ-lactamase(NEJM)
●Ampタンパクの種類
・AmpR:DNA binding protein
ampCのpromotor領域に結合し、ampCの転写を抑制する。
・AmpD・N-acetyl muramyl-L-alanine amidase
murain monomerを分解し、peptideglycanの合成に再利用する。
変異するとβ-lactamase増加
・AmpG:膜貫通タンパク質
murain monomerを細胞質内へ取り込む。
欠損株では、β-lactamaseが産生されない。
・AmpE:膜タンパク質
β-lactamとは結合しない。AmpDの合成に関与?
・AmpC:β-lactamase
by otowelt
| 2010-05-18 08:54
| 感染症全般