EGFR遺伝子変異に基づいて選択した進行NSCLCのファーストラインでゲフィチニブはPFS延長
2010年 06月 25日
日本のNEJSGからの報告。
EGFR遺伝子変異の結果に基づいてイレッサを初回から用いる個別化治療の論文。
イギリスのNICEは、EGFR変異陽性の場合イレッサによる初回治療を
1つの選択肢として、推奨することとした。
Gefitinib or Chemotherapy for Non–Small-Cell Lung Cancer with Mutated EGFR
N Engl J Med 2010;362:2380-8.
背景:
EGFRに感受性の遺伝子変異を伴うNSCLCは、ゲフィチニブを含めた
EGFR-TKI反応性が高いとされている。しかし、有効性と安全性に関する
標準的化学療法との比較はあまり行われていない。
方法:
化学療法治療歴のない、かつ転移を伴うEGFR+のNSCLC230人を
ゲフィチニブ投与群、カルボプラチン+パクリタキセル投与群にランダムに
割り付けた。プライマリエンドポイントはPFSとし、
セカンダリエンドポイントはOS、RR、毒性など。
結果:
最初の200例のデータで中間解析を行った。
PFSはゲフィチニブ群で標準的化学療法群より有意に延長(HR 0.36、
P<0.001)したため、試験を早期に終了した。ゲフィチニブ群がPFS中央値
が有意に長く(10.8Mvs 5.4M, HR0.30, 95%CI 0.22~0.41,P<0.001)
RRも高かった(73.7% vs 30.7%,P<0.001)。OS中央値は、
ゲフィチニブ群30.5M、化学療法群23.6Mだった(P=0.31)。
高頻度にみられた有害事象は、ゲフィチニブ群で
皮疹:71.1%、アミノトランスフェラーゼ値上昇:55.3%。
化学療法群では好中球減少:77.0%、貧血:64.6%、食欲不振:56.6%、
感覚性ニューロパチー:54.9%。
ゲフィチニブ群ではILDによる死亡が1例報告された。

結論:
EGFR遺伝子変異に基づいて選択した進行NSCLCへの
第一選択薬としてゲフィチニブを投与した場合、
標準的化学療法と比較してPFSを改善し、かつ毒性も許容範囲内だった。
EGFR遺伝子変異の結果に基づいてイレッサを初回から用いる個別化治療の論文。
イギリスのNICEは、EGFR変異陽性の場合イレッサによる初回治療を
1つの選択肢として、推奨することとした。
Gefitinib or Chemotherapy for Non–Small-Cell Lung Cancer with Mutated EGFR
N Engl J Med 2010;362:2380-8.
背景:
EGFRに感受性の遺伝子変異を伴うNSCLCは、ゲフィチニブを含めた
EGFR-TKI反応性が高いとされている。しかし、有効性と安全性に関する
標準的化学療法との比較はあまり行われていない。
方法:
化学療法治療歴のない、かつ転移を伴うEGFR+のNSCLC230人を
ゲフィチニブ投与群、カルボプラチン+パクリタキセル投与群にランダムに
割り付けた。プライマリエンドポイントはPFSとし、
セカンダリエンドポイントはOS、RR、毒性など。
結果:
最初の200例のデータで中間解析を行った。
PFSはゲフィチニブ群で標準的化学療法群より有意に延長(HR 0.36、
P<0.001)したため、試験を早期に終了した。ゲフィチニブ群がPFS中央値
が有意に長く(10.8Mvs 5.4M, HR0.30, 95%CI 0.22~0.41,P<0.001)
RRも高かった(73.7% vs 30.7%,P<0.001)。OS中央値は、
ゲフィチニブ群30.5M、化学療法群23.6Mだった(P=0.31)。
高頻度にみられた有害事象は、ゲフィチニブ群で
皮疹:71.1%、アミノトランスフェラーゼ値上昇:55.3%。
化学療法群では好中球減少:77.0%、貧血:64.6%、食欲不振:56.6%、
感覚性ニューロパチー:54.9%。
ゲフィチニブ群ではILDによる死亡が1例報告された。

結論:
EGFR遺伝子変異に基づいて選択した進行NSCLCへの
第一選択薬としてゲフィチニブを投与した場合、
標準的化学療法と比較してPFSを改善し、かつ毒性も許容範囲内だった。
by otowelt
| 2010-06-25 16:28
| 肺癌・その他腫瘍









