早期中心静脈カテーテル抜去はカンジダ血症に対して無利益
2010年 07月 05日
臨床的には
1.GNR、真菌などの血症
2.臓器障害・循環動態不安定
3.適切な治療後の菌血症持続
に関しては明らかにカテーテルを抜くべきだとされていた。
CRBSIガイドラインでは、CRBSIを疑った時、基本的に菌が検出されたとき
抜くことが可能であれば、CVCを抜くことが推奨されている。
(Clin Infect Dis 2001;32:1249-1272)
特に、歴史的にCandida血症の場合は言わずもがな、であった。
それを覆す論文がCIDから出た。842人のコホート試験であるが、
さてこの論文がガイドラインを動かすであろうか。
・・・・・・個人的にはCVC抜去をしないというのは、気持ち悪い。
カテーテルにバイオフィルムが・・・と想像しただけで抜きたくなる。
Early Removal of Central Venous Catheter in Patients with Candidemia Does Not Improve Outcome: Analysis of 842 Patients from 2 Randomized Clinical Trials
Clinical Infectious Diseases 2010;51:295–303
背景:
カンジダ血症のある患者は、中心静脈カテーテル感染によることが多く
これはカテーテル早期抜去が有効と考えられている。
方法:
CVCの早期抜去(治療開始24~48時間以内)によるカンジダ血症(842人)の
改善に関する2つの第III相試験のサブグループ解析をおこなった。
登録基準は、カンジダ血症があること、16歳より上、CVCが診断時に入っている、
1ドーズでもstudy drugが入っていること。
6つのアウトカムが検証された。すなわち、治療成功、遷延するあるいは
再発するカンジダ血症率、微生物学的に根絶するまでの時間、
28日および42日のsurvival。
結果:
単変量解析において、早期のCVC抜去は微生物学的な根絶あるいは
カンジダ血症の遷延・再発を改善しなかった。しかしながら、
治療成功およびsurvivlaには寄与した。
しかしこれらのbenefitは、多変量解析ではなくなってしまった。
すなわち、CVCの早期抜去は6つのアウトカムを満たさなかったことになる。
結論:
コホートにおける842人のカンジダ血症の試験において
CVCの早期抜去は、いかなる臨床的な利益ももたらさない。
これらの見解は、現在のEBMを見直す必要性を提案する。
1.GNR、真菌などの血症
2.臓器障害・循環動態不安定
3.適切な治療後の菌血症持続
に関しては明らかにカテーテルを抜くべきだとされていた。
CRBSIガイドラインでは、CRBSIを疑った時、基本的に菌が検出されたとき
抜くことが可能であれば、CVCを抜くことが推奨されている。
(Clin Infect Dis 2001;32:1249-1272)
特に、歴史的にCandida血症の場合は言わずもがな、であった。
それを覆す論文がCIDから出た。842人のコホート試験であるが、
さてこの論文がガイドラインを動かすであろうか。
・・・・・・個人的にはCVC抜去をしないというのは、気持ち悪い。
カテーテルにバイオフィルムが・・・と想像しただけで抜きたくなる。
Early Removal of Central Venous Catheter in Patients with Candidemia Does Not Improve Outcome: Analysis of 842 Patients from 2 Randomized Clinical Trials
Clinical Infectious Diseases 2010;51:295–303
背景:
カンジダ血症のある患者は、中心静脈カテーテル感染によることが多く
これはカテーテル早期抜去が有効と考えられている。
方法:
CVCの早期抜去(治療開始24~48時間以内)によるカンジダ血症(842人)の
改善に関する2つの第III相試験のサブグループ解析をおこなった。
登録基準は、カンジダ血症があること、16歳より上、CVCが診断時に入っている、
1ドーズでもstudy drugが入っていること。
6つのアウトカムが検証された。すなわち、治療成功、遷延するあるいは
再発するカンジダ血症率、微生物学的に根絶するまでの時間、
28日および42日のsurvival。
結果:
単変量解析において、早期のCVC抜去は微生物学的な根絶あるいは
カンジダ血症の遷延・再発を改善しなかった。しかしながら、
治療成功およびsurvivlaには寄与した。
しかしこれらのbenefitは、多変量解析ではなくなってしまった。
すなわち、CVCの早期抜去は6つのアウトカムを満たさなかったことになる。
結論:
コホートにおける842人のカンジダ血症の試験において
CVCの早期抜去は、いかなる臨床的な利益ももたらさない。
これらの見解は、現在のEBMを見直す必要性を提案する。
by otowelt
| 2010-07-05 12:33
| 感染症全般









