ESMO2010:EGFR遺伝子変異陽性のNSCLCのファーストラインにおいてエルロチニブが有意にPFSを延長
2010年 10月 21日
肺癌分野において、最も今回のESMOで注目を集めていた報告の1つである。
ファーストラインEGFR-TKIの臨床試験として、OPTIMAL試験
という名前は呼吸器内科医であれば耳にしたことがあると思う。
背景および方法:
OPTIMAL試験は、ケモナイーヴのEGFR陽性のNSCLC患者を対象に、
エルロチニブを毎日150mg投与する群と、3週間を1サイクルとして
GEM1000mgを1・8日目、CBDCA AUC5を1日目に投与することを
4サイクルまで行う群に分けて行われた。プライマリエンドポイントはPFS。
結果:
549人の患者がスクリーニング、EGFR変異陽性のうちexon19deletionもしくは
exon21 L858Rの患者を抽出、82人がエルロチニブ群、72人がCBDCA+GEM群に
割り付けられた。
エルロチニブ群のPFS中央値は13.1ヵ月、CBDCA+GEM群では4.6ヵ月であった
(HR0.16 95%CI0.10-0.26、p<0.0001)。
RRはエルロチニブ群83%(CR2%、PR81%)、CBDCA+GEM群で
36%(CR0%、PR36%)であった(p<0.0001)。
DCR=CR+PR+SDはエルロチニブ群が96%、CBDCA+GEM群が82%
であった(p=0.002)。
OSは現在解析中。
安全性についてもエルロチニブの方が副作用が少なかった。
結論:
EGFR遺伝子変異陽性のNSCLCのファーストラインにおいて、
エルロチニブが有意にPFSを延長した。
by otowelt
| 2010-10-21 15:21
| 肺癌・その他腫瘍









