NSCLCにおいて、パクリタキセル+ビノレルビンはパクリタキセル+ゲムシタビンに劣勢
2010年 11月 01日
Paclitaxel and gemcitabine versus paclitaxel and vinorelbine in patients with advanced non-small-cell lung cancer.A phase III study of the Hellenic Cooperative Oncology Group(HeCOG)
Ann Oncol 2010 Sep 29(Epub ahead of print)
背景:
パクリタキセルとビノレルビンの併用は、in vitroで細胞傷害作用を
増強することがわかっており、I・II相試験において臨床効果もある。
方法:
切除不能NSCLCを対象に本併用療法を
パクリタキセル+ゲムシタビンレジメンと前向きに比較。
化学療法歴のないStage IIIbwet~IV NSCLCでPS 0~1の患者を
パクリタキセル200mg/m(2)、day 1+ゲムシタビン 1g/m(2)、day 1、8
を3週毎(A群)または
パクリタキセル80mg/m(2)+ビノレルビン22.5mg/m(2)、day 1、8、15
を4週毎(B群)に無作為に割りつけた。
結果:
415例中398例(A群196例、B群202例)がITT解析対象となった。
PFSはA群5.0ヵ月(95%CI 4.3-5.6)、B群4.4ヵ月(95%CI 3.7-5.2)
だった(p=0.365)。OS中央値はA群11.1ヵ月(95%CI 9.2-13.0)、
B群8.6ヵ月(95%CI 7.0-10.2)であった(p=0.147)。
Grade 3~4の好中球減少と白血球減少がB群に多くみられ(いずれもp<0.001)
B群でFNと重症感染症が多かった(それぞれp<0.001、p=0.029)。
RR、PFSおよびOSは2群に差はなかったが、毒性はB群で有意に強く、
パクリタキセル+ビノレルビン併用療法は以後の検討の意義はない。

結論:
パクリタキセル+ビノレルビン併用療法は、パクリタキセル+ゲムシタビン
併用療法と生存は同等だが毒性が強くすすめられない。
Ann Oncol 2010 Sep 29(Epub ahead of print)
背景:
パクリタキセルとビノレルビンの併用は、in vitroで細胞傷害作用を
増強することがわかっており、I・II相試験において臨床効果もある。
方法:
切除不能NSCLCを対象に本併用療法を
パクリタキセル+ゲムシタビンレジメンと前向きに比較。
化学療法歴のないStage IIIbwet~IV NSCLCでPS 0~1の患者を
パクリタキセル200mg/m(2)、day 1+ゲムシタビン 1g/m(2)、day 1、8
を3週毎(A群)または
パクリタキセル80mg/m(2)+ビノレルビン22.5mg/m(2)、day 1、8、15
を4週毎(B群)に無作為に割りつけた。
結果:
415例中398例(A群196例、B群202例)がITT解析対象となった。
PFSはA群5.0ヵ月(95%CI 4.3-5.6)、B群4.4ヵ月(95%CI 3.7-5.2)
だった(p=0.365)。OS中央値はA群11.1ヵ月(95%CI 9.2-13.0)、
B群8.6ヵ月(95%CI 7.0-10.2)であった(p=0.147)。
Grade 3~4の好中球減少と白血球減少がB群に多くみられ(いずれもp<0.001)
B群でFNと重症感染症が多かった(それぞれp<0.001、p=0.029)。
RR、PFSおよびOSは2群に差はなかったが、毒性はB群で有意に強く、
パクリタキセル+ビノレルビン併用療法は以後の検討の意義はない。

結論:
パクリタキセル+ビノレルビン併用療法は、パクリタキセル+ゲムシタビン
併用療法と生存は同等だが毒性が強くすすめられない。
by otowelt
| 2010-11-01 17:27
| 肺癌・その他腫瘍









