COPD患者への吸入ステロイド、喘息患者への吸入抗コリン薬はCAPのリスク
2010年 11月 05日
吸入薬とCAPのリスクについて調べた論文がERJから出た。
inhaled drugというのが吸入”ドラッグ”のことかと勘違い
しそうになったが、ちゃんとした吸入薬のことだった。
Inhaled drugs as risk factors for communityacquired pneumonia
Eur Respir J 2010; 36: 1080–1087
吸入薬がCAPへ及ぼす影響はよくわかっていない。
このケースコントロールスタディは、吸入薬がCAPのリスク
になるかどうかを調べたものである。
COPD患者において、吸入ステロイドはOR 3.26 (95% CI 1.07–9.98)、
喘息患者において、吸入抗コリン薬は OR 8.80 (95% CI 1.02–75.7)であった。
β2刺激薬はCAPとは関連性はみられなかった。
すなわち、吸入ステロイドはCOPD患者においてCAPを誘発するリスク
があり、喘息患者では吸入抗コリン薬がそのリスクとなる可能性がある。
inhaled drugというのが吸入”ドラッグ”のことかと勘違い
しそうになったが、ちゃんとした吸入薬のことだった。
Inhaled drugs as risk factors for communityacquired pneumonia
Eur Respir J 2010; 36: 1080–1087
吸入薬がCAPへ及ぼす影響はよくわかっていない。
このケースコントロールスタディは、吸入薬がCAPのリスク
になるかどうかを調べたものである。
COPD患者において、吸入ステロイドはOR 3.26 (95% CI 1.07–9.98)、
喘息患者において、吸入抗コリン薬は OR 8.80 (95% CI 1.02–75.7)であった。
β2刺激薬はCAPとは関連性はみられなかった。
すなわち、吸入ステロイドはCOPD患者においてCAPを誘発するリスク
があり、喘息患者では吸入抗コリン薬がそのリスクとなる可能性がある。
by otowelt
| 2010-11-05 22:17
| 気管支喘息・COPD