マイコプラズマ肺炎の診断
2010年 12月 14日
「マイコプラズマ肺炎が急増」というニュースが昨日あったが、
テレビ映像中に「『風邪と誤診しないことが大事です』と医師は言う」
というテロップの横にイムノカードがあった。
小児はともかくとして、成人の場合健常人でも3人に1人は偽陽性が出るので
下手すれば、マイコプラズマ肺炎という診断が誤診ということもありえる。
異型肺炎における血清学的検査は、あくまで補助診断であり
やはり細菌性肺炎にしては何かヘンだな?と思うことがキーとなる。
いずれにせよマイコプラズマをカバーした治療は行うのが無難である。
個人的には寒冷凝集素は結構使えると思っている。
ただ、さすがに冷水をベッドサイドに持っていくことはしたことがない。
文責"倉原優"
テレビ映像中に「『風邪と誤診しないことが大事です』と医師は言う」
というテロップの横にイムノカードがあった。
小児はともかくとして、成人の場合健常人でも3人に1人は偽陽性が出るので
下手すれば、マイコプラズマ肺炎という診断が誤診ということもありえる。
異型肺炎における血清学的検査は、あくまで補助診断であり
やはり細菌性肺炎にしては何かヘンだな?と思うことがキーとなる。
いずれにせよマイコプラズマをカバーした治療は行うのが無難である。
個人的には寒冷凝集素は結構使えると思っている。
ただ、さすがに冷水をベッドサイドに持っていくことはしたことがない。

by otowelt
| 2010-12-14 09:20
| 感染症全般