IIIB/IV期NSCLCにおいてゲムシタビン・オキサリプラチンとパクリタキセル・カルボプラチンの効果は同等
2011年 01月 26日
ASCO2008で発表されたGEMOXの生存に関するデータ。
本文を読む術がないため、Abstractの意味がよくわからない部分がある。
A Phase III Randomized Trial of Gemcitabine–Oxaliplatin versus Carboplatin–Paclitaxel as First-Line Therapy in Patients with Advanced Non-small Cell Lung Cancer
nal of Thoracic Oncology: February 2011 - Volume 6 - Issue 2 - pp 358-364
目的:
この第III相試験は、IIIB/IV期の非小細胞肺癌に対して
ゲムシタビン・オキサリプラチン(GEMOX)の効果と忍容性
をパクリタクセル・カルボプラチン(PCb)と比較するものである。
患者および方法:
18歳以上の患者をPCb(paclitaxel 225 mg/m2 、carboplatin AUC= 6、3週ごと)
ないしはGEMOX (gemcitabine 1,000 mg/m2 days 1,8、
oxaliplatin 130 mg/m2 day 1 、3週ごと)を6サイクルまで施行。
プライマリエンドポントはPFSとし、セカンダリエンドポイントはRR、OS、QOL。
結果:
383の患者がランダムに割り付けられ、371人が治療を受けた。
184:GEMOX、187:PCb。55%が男性、52%が65歳未満、91.6%が白人だった。
PFS中央値はGEMOX:4.44ヶ月、PCb:4.67ヶ月であった
RRはGEMOX:15.2%、PCb:22.4%であった。
OS中央値はGEMOX:9.90ヶ月、PCb:9.24ヶ月。
PFSは腺癌患者で同等であったが、OSに関してはGEMOXの方がよい傾向にあった。
QOLは両群ともベースラインからの改善は同等であった。毒性も同等であった。
好中球減少 (32.9%)血小板減少(17.3%)が最もよくみられたGrade4有害事象だった。
結論:
PFS,OS、RRはGEMOXはPCbと同等であった。
※毒性はこのレジメンのルーチンの使用を制限するかもしれない。
本文を読む術がないため、Abstractの意味がよくわからない部分がある。
A Phase III Randomized Trial of Gemcitabine–Oxaliplatin versus Carboplatin–Paclitaxel as First-Line Therapy in Patients with Advanced Non-small Cell Lung Cancer
nal of Thoracic Oncology: February 2011 - Volume 6 - Issue 2 - pp 358-364
目的:
この第III相試験は、IIIB/IV期の非小細胞肺癌に対して
ゲムシタビン・オキサリプラチン(GEMOX)の効果と忍容性
をパクリタクセル・カルボプラチン(PCb)と比較するものである。
患者および方法:
18歳以上の患者をPCb(paclitaxel 225 mg/m2 、carboplatin AUC= 6、3週ごと)
ないしはGEMOX (gemcitabine 1,000 mg/m2 days 1,8、
oxaliplatin 130 mg/m2 day 1 、3週ごと)を6サイクルまで施行。
プライマリエンドポントはPFSとし、セカンダリエンドポイントはRR、OS、QOL。
結果:
383の患者がランダムに割り付けられ、371人が治療を受けた。
184:GEMOX、187:PCb。55%が男性、52%が65歳未満、91.6%が白人だった。
PFS中央値はGEMOX:4.44ヶ月、PCb:4.67ヶ月であった
RRはGEMOX:15.2%、PCb:22.4%であった。
OS中央値はGEMOX:9.90ヶ月、PCb:9.24ヶ月。
PFSは腺癌患者で同等であったが、OSに関してはGEMOXの方がよい傾向にあった。
QOLは両群ともベースラインからの改善は同等であった。毒性も同等であった。
好中球減少 (32.9%)血小板減少(17.3%)が最もよくみられたGrade4有害事象だった。
結論:
PFS,OS、RRはGEMOXはPCbと同等であった。
※毒性はこのレジメンのルーチンの使用を制限するかもしれない。
by otowelt
| 2011-01-26 05:29
| 肺癌・その他腫瘍