血清PARC/CCL-18レベルはCOPDの有用なバイオマーカーである

COPDのバイオマーカーに関する論文。

Serum PARC/CCL-18 Concentrations and Health Outcomes in Chronic Obstructive Pulmonary Disease
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 183. pp. 1187-1192,(2011)


目的:
 PARC/CCL-18の血清濃度がCOPDにおいて上昇し
 これが入院の臨床的エンドポイントや死亡率に
 影響をあたえるかどうかを調べる。

方法:
 血清PARC/CCL-18レベルがECLIPSE試験(Evaluation of COPD
 Longitudinally to Identify Predictive Surrogate Endpoints)および
 LHS試験(Lung Health Study)、プレドニゾロン介入試験に
 参加した患者で測定。

結果:
 血清PARC/CCL-18レベルは、非COPD喫煙者、非COPD非喫煙者に
 比べてCOPD患者で高かった(COPD:105 vs 非COPD喫煙者81 vs
 非COPD非喫煙者 80 ng/ml, respectively; P < 0.0001)。
 PARC/CCL-18高値は、LHSコホートにおいて
 心血管系入院のリスクや同死亡リスクを上昇させ、ECLIPSEコホート
 において死亡リスクを上昇させた。

結論:
 血清PARC/CCL-18レベルはCOPD患者において上昇し
 心血管系の入院ないし死亡リスクと関連する。
 COPDにおける有用なバイオマーカーとなる可能性がある。
by otowelt | 2011-05-04 14:09 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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