緑膿菌による人工呼吸器関連肺炎に対してネブライザーによるセフタジジム+アミカシンが有効
2011年 07月 10日
統計学的にどーのこーのは抜きにして、VAP治療において
呼気フィルター閉塞は重大な有害事象と思うのだが、
有効性は同等であると言っている論文。
Nebulized Ceftazidime and Amikacin in Ventilator-associated Pneumonia Caused by Pseudomonas aeruginosa
AJRCCM Vol 184. pp. 106-115, (2011)
背景:
抗菌薬のネブライザーは、抗菌薬の肺組織濃度を高め
迅速に細菌を殺すことができるとされている。
目的:
セフタジジムのネブライザーとアミカシンのネブライザーについて
緑膿菌による人工呼吸器関連肺炎に対する効果と安全性を評価する。
方法:
40人の緑膿菌によるVAP患者において、ランダム化で行われた
第II相試験である。20人がネブライザーのセフタジジム(15 mg/kg/3h)と
ネブライザーのアミカシン(25 mg/kg/d)を受け、
17人が静注におけるセフタジジム(90 mg/kg/d、持注)とアミカシン
(15 mg/kg/d)を受けた。3人において感受性Iの株であったため
アミカシンはシプロフロキサシン(400 mg/12h)に置き換えられた。
結果:
抗菌薬投与から8日後において、
ネブライザーと静注群では治療成功率に統計学的な差はみられず
(70 vs. 55%)、治療失敗(15 vs. 30%)、重複感染(15 vs. 15%)
も同等であった。CTにおける肺の含気改善についても同等であった
(increase in gas volume, 159 ± 460 vs. 251 ± 583 ml;
decrease in tissue volume, –58 [–77, 25] vs. –89 [–139, 5] ml)。
ネブライザーによって、呼気フィルターの閉塞が3人の患者にみられた。
閉塞は心肺停止を1人の患者にきたし、CPRにより完全に回復した。
結論:
セフタジジムとアミカシンのネブライザーと静注は
緑膿菌によるVAPで同等の効果がみられる。
低感受性菌にもネブライザーは有効である。
呼気フィルター閉塞は重大な有害事象と思うのだが、
有効性は同等であると言っている論文。
Nebulized Ceftazidime and Amikacin in Ventilator-associated Pneumonia Caused by Pseudomonas aeruginosa
AJRCCM Vol 184. pp. 106-115, (2011)
背景:
抗菌薬のネブライザーは、抗菌薬の肺組織濃度を高め
迅速に細菌を殺すことができるとされている。
目的:
セフタジジムのネブライザーとアミカシンのネブライザーについて
緑膿菌による人工呼吸器関連肺炎に対する効果と安全性を評価する。
方法:
40人の緑膿菌によるVAP患者において、ランダム化で行われた
第II相試験である。20人がネブライザーのセフタジジム(15 mg/kg/3h)と
ネブライザーのアミカシン(25 mg/kg/d)を受け、
17人が静注におけるセフタジジム(90 mg/kg/d、持注)とアミカシン
(15 mg/kg/d)を受けた。3人において感受性Iの株であったため
アミカシンはシプロフロキサシン(400 mg/12h)に置き換えられた。
結果:
抗菌薬投与から8日後において、
ネブライザーと静注群では治療成功率に統計学的な差はみられず
(70 vs. 55%)、治療失敗(15 vs. 30%)、重複感染(15 vs. 15%)
も同等であった。CTにおける肺の含気改善についても同等であった
(increase in gas volume, 159 ± 460 vs. 251 ± 583 ml;
decrease in tissue volume, –58 [–77, 25] vs. –89 [–139, 5] ml)。
ネブライザーによって、呼気フィルターの閉塞が3人の患者にみられた。
閉塞は心肺停止を1人の患者にきたし、CPRにより完全に回復した。
結論:
セフタジジムとアミカシンのネブライザーと静注は
緑膿菌によるVAPで同等の効果がみられる。
低感受性菌にもネブライザーは有効である。
by otowelt
| 2011-07-10 16:33
| 感染症全般









