術後の発熱と無気肺に関連性はない
2011年 08月 17日
1988年のスタディのみが有意差があるもので、
それ以外は有意差がもともとないため、forest plotを
しても95%CIは1.0に乗ってしまうのは当たり前かもしれない。
Atelectasis as a Cause of Postoperative Fever. Where Is the Clinical Evidence?
CHEST 2011; 140(2):418–424
背景:
無気肺は、術後早期における発熱の原因と考えられているが
エビデンスについては議論の余地がある。
われわれは、無気肺が術後の発熱に関与しているかどうかを調べた。
方法:
PubMed、Scopusデータベースにおいて
システマティックな検索を施行。
無気肺と発熱の関連についてのスタディを同定した。
結果:
8のスタディで998人の外科手術をうけた患者を解析に組み込んだ。
1のスタディのみが有意に術後無気肺と発熱を関連づけていたが、
他のスタディは関連性がないものとしていた。
forest plotで有意はなく、OR, 1.40; 95% CI, 0.92-2.12。 結論:
術後無気肺が発熱の原因となることは臨床的なエビデンスとして
明確ではないことがわかった。
それ以外は有意差がもともとないため、forest plotを
しても95%CIは1.0に乗ってしまうのは当たり前かもしれない。
Atelectasis as a Cause of Postoperative Fever. Where Is the Clinical Evidence?
CHEST 2011; 140(2):418–424
背景:
無気肺は、術後早期における発熱の原因と考えられているが
エビデンスについては議論の余地がある。
われわれは、無気肺が術後の発熱に関与しているかどうかを調べた。
方法:
PubMed、Scopusデータベースにおいて
システマティックな検索を施行。
無気肺と発熱の関連についてのスタディを同定した。
結果:
8のスタディで998人の外科手術をうけた患者を解析に組み込んだ。
1のスタディのみが有意に術後無気肺と発熱を関連づけていたが、
他のスタディは関連性がないものとしていた。
forest plotで有意はなく、OR, 1.40; 95% CI, 0.92-2.12。
術後無気肺が発熱の原因となることは臨床的なエビデンスとして
明確ではないことがわかった。
by otowelt
| 2011-08-17 04:33
| 呼吸器その他