Lancet COPD特集:COPDのライフタイムリスクについて

Lancet COPD特集:COPDのライフタイムリスクについて_e0156318_918224.jpgAndrea S Gershon, et al. Lifetime risk of developing chronic obstructive pulmonary disease: a longitudinal population study
The Lancet, Volume 378, Issue 9795, Pages 991 - 996, 10 September 2011


カナダ・オンタリオ州において
レトロスペクティブにコホート試験を施行。
1996年時にCOPDの診断は
うけていない市民で14年の
フォローアップをおこない3つのアウトカムを設定。
すなわち、COPDの診断、80歳に到達したかあるいは死亡したか。
COPDの累積発症を算定。

合計579466人のCOPDと診断された。
80歳時におけるCOPD全ライフタイムリスクは27.6%。
ライフタイムリスクは、女性より男性の方が高く(29.7% vs 25.6%)、
低社会経済層の方が高く(32.1% vs 23.0%)、また都会よりも郊外の方が
リスクが高かった(32.4% vs 26.7%)。

COPDのリスクは、うっ血性心不全や心筋梗塞よりも高く
女性の乳癌、男性の前立腺癌よりもはるかに高い。

一生涯において4人に1人がCOPDと診断される可能性がある。
by otowelt | 2011-09-09 09:19 | 気管支喘息・COPD

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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