いくら感度・特異度が高いと言われても、
超音波のみで診断するのは、まだ怖いと思うのは私だけだろうか。
Wu Ding, et al.
Diagnosis of Pneumothorax by Radiography and Ultrasonography. A Meta-analysis
CHEST 2011; 140(4):859–866
目的:
このスタディは、気胸の診断においてA-P胸部レントゲンと経胸壁超音波を
比較したメタアナリシスである。
方法:
英語文献のレントゲンと超音波を用いた気胸診断の文献を選択した。
組み入れたスタディを再計算し、forest plotとsROCを用いて解析した。
結果:
超音波における感度・特異度はぞれぞれ0.88、0.99であった。
レントゲンではそれぞれ0.52、1.00であった。
放射線科医以外の臨床医が超音波をおこなった場合、感度・特異度は
0.89、0.99であった。sROCにおけるAUCでは有意差はなkった。
メタ回帰分析によれば、ただこの超音波診断においては
術者に大きく依存すると考えられた
(relative diagnostic OR, 0.21; 95% CI, 0.05-0.96; P=.0455)。

結論:
メタアナリシスによれば、ベッドサイドにおける気胸診断において
臨床医の超音波は、レントゲンと比べても高い感度と得意度をほこる。
しかし、超音波の診断精度は、術者のスキルに依存する。
超音波のみで診断するのは、まだ怖いと思うのは私だけだろうか。
Wu Ding, et al.
Diagnosis of Pneumothorax by Radiography and Ultrasonography. A Meta-analysis
CHEST 2011; 140(4):859–866
目的:
このスタディは、気胸の診断においてA-P胸部レントゲンと経胸壁超音波を
比較したメタアナリシスである。
方法:
英語文献のレントゲンと超音波を用いた気胸診断の文献を選択した。
組み入れたスタディを再計算し、forest plotとsROCを用いて解析した。
結果:
超音波における感度・特異度はぞれぞれ0.88、0.99であった。
レントゲンではそれぞれ0.52、1.00であった。
放射線科医以外の臨床医が超音波をおこなった場合、感度・特異度は
0.89、0.99であった。sROCにおけるAUCでは有意差はなkった。
メタ回帰分析によれば、ただこの超音波診断においては
術者に大きく依存すると考えられた
(relative diagnostic OR, 0.21; 95% CI, 0.05-0.96; P=.0455)。

メタアナリシスによれば、ベッドサイドにおける気胸診断において
臨床医の超音波は、レントゲンと比べても高い感度と得意度をほこる。
しかし、超音波の診断精度は、術者のスキルに依存する。