H.R. Day, et al.
Do contact precautions cause depression? A two-year study at a tertiary care medical centre
Journal of Hospital Infection (2011) 79, 103-107
背景:
接触予防策は感染症の伝播の減少を目的におこなわれるべきもの
であり、入室時のガウンや手袋の着用もこれに該当する。
これまでの研究から、接触予防策と患者のうつ・不安の悪化との
関連が示唆されている。
方法:
2年間に3次医療施設に入院した全患者のレトロスペクティブコホート
を対象とし、接触予防策と患者のうつ・不安との関連を評価。
結果:
2年間で70275件の入院。
そのうち非ICUかつ非精神科への初回の入院は合計28564件。
非ICUでは、交絡因子で補正をすると、接触予防策は患者の
うつと関連していた(OR1.4、95%CI1.2 ~1.5)。しかしながら、
不安とは関連していなかった(OR 0.8、95%CI 0.7~1.1)。
結論:
接触予防策が実施された一般入院患者において、
うつのリスクは高い。
Do contact precautions cause depression? A two-year study at a tertiary care medical centre
Journal of Hospital Infection (2011) 79, 103-107
背景:
接触予防策は感染症の伝播の減少を目的におこなわれるべきもの
であり、入室時のガウンや手袋の着用もこれに該当する。
これまでの研究から、接触予防策と患者のうつ・不安の悪化との
関連が示唆されている。
方法:
2年間に3次医療施設に入院した全患者のレトロスペクティブコホート
を対象とし、接触予防策と患者のうつ・不安との関連を評価。
結果:
2年間で70275件の入院。
そのうち非ICUかつ非精神科への初回の入院は合計28564件。
非ICUでは、交絡因子で補正をすると、接触予防策は患者の
うつと関連していた(OR1.4、95%CI1.2 ~1.5)。しかしながら、
不安とは関連していなかった(OR 0.8、95%CI 0.7~1.1)。
結論:
接触予防策が実施された一般入院患者において、
うつのリスクは高い。