実臨床でボセンタンやベラプロストを内服している患者さんは
そこそこ目にするが、レバチオやアドシルカを用いているケースは
まだあまり見たことがない。
(ちなみにベラプロストは日本ではそれなりにメジャーだが
海外ではあまり使われておらず、ACCPも推奨まではしていない)
PDGF経路系の薬剤ということでイマチニブに注目が集まっているが、
ノバルティスファーマは2012年4月17日、イマチニブ(グリベック)について
肺動脈性肺高血圧症(PAH)の効能追加に関する承認申請を行った。
これはIMPRES試験の結果に基づくものであり、
2011年ERSでも話題を呼んだ。
・ERS2011:イマチニブはPAH患者の運動耐容能を有意に改善
プライマリエンドポイントである24週間後の6分間歩行距離(6MWD)が、
イマチニブ群ではプラセボに比べて平均31.8m増加した(P=0.002)。
また、肺動脈圧、心拍出量および肺血管抵抗も有意に改善(all for P<0.001)。
ただし、セカンダリエンドポイントである、PAHによる入院・死亡、機能悪化、
6MWDの15%低下までの期間についてはプラセボとの有意差はなかった
(P=0.563)。
そこそこ目にするが、レバチオやアドシルカを用いているケースは
まだあまり見たことがない。
(ちなみにベラプロストは日本ではそれなりにメジャーだが
海外ではあまり使われておらず、ACCPも推奨まではしていない)
PDGF経路系の薬剤ということでイマチニブに注目が集まっているが、
ノバルティスファーマは2012年4月17日、イマチニブ(グリベック)について
肺動脈性肺高血圧症(PAH)の効能追加に関する承認申請を行った。
これはIMPRES試験の結果に基づくものであり、
2011年ERSでも話題を呼んだ。
・ERS2011:イマチニブはPAH患者の運動耐容能を有意に改善
プライマリエンドポイントである24週間後の6分間歩行距離(6MWD)が、
イマチニブ群ではプラセボに比べて平均31.8m増加した(P=0.002)。
また、肺動脈圧、心拍出量および肺血管抵抗も有意に改善(all for P<0.001)。
ただし、セカンダリエンドポイントである、PAHによる入院・死亡、機能悪化、
6MWDの15%低下までの期間についてはプラセボとの有意差はなかった
(P=0.563)。