ATS2013:PET-CT検査で検証した潜在性結核感染と肺門部リンパ節炎の関連

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LTBIの症例にPET-CTを撮影すると、意外な発見があるかもしれませんね。

N. Ghesani, et al.
Hilar Lymphadenitis In Latent Tuberculosis Infection Detected By Positron Emission Tomography,
ATS 2013, May 19, 2013, Poster Discussion Session


 活動性結核患者と接触があり、精査により潜在性結核感染(LTBI)と考えられた症例にPET-CTを撮影したところ、腫大はないものの集積がある肺門部リンパ節炎の存在が明らかとなった。イソニアジドによる治療で集積が減少する症例があることがわかった。
 しかしこれが治療によって起こった現象なのかどうかは判断できなかった。しかしながら、LTBIの存在が肺門部リンパ節炎と関連がある可能性が示唆される。


by otowelt | 2013-05-20 02:49 | 抗酸菌感染症

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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