大気汚染はIPF急性増悪のリスクを増加させる
2013年 11月 26日
IPFの急性増悪のリスクを1つ1つ吟味していくことで、何がどう関わっているのか明らかになる日がくるかもしれませんね。大気汚染は避けようがありませんが・・・。Kerri A. Johannson, et al.
Acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis associated with air pollution exposure
ERJ October 31, 2013 erj01222-2013
背景:
特発性肺線維症(IPF)の急性増悪は高い死亡率であるが、その原因はよくわかっていない。また、大気汚染の間質性肺疾患に対する影響についてもよくわかっていない。この研究は、大気汚染曝露とIPF急性増悪の関連を調べたものである。
方法:
縦断的コホートからIPF患者および大気汚染データを同定した。大気汚染は、ジオコーディングによる住所情報からオゾン、一酸化窒素、粒子状物質、二酸化硫黄、二酸化炭素について調べられた。Cox比例ハザードモデルによって大気汚染とIPF急性増悪の関連を推定した。
結果:
IPF急性増悪は、前6週間のオゾン濃度の平均レベル、最大レベル、過剰レベル(標準範囲を超えたもの)の影響と関連していた(それぞれハザード比1.57、95%信頼区間1.09–2.24; ハザード比1.42、95%信頼区間1.11–1.82; ハザード比1.51、95%信頼区間1.17–1.94)。二酸化窒素についても同様の結果が得られた(ぞれぞれハザード比1.41、95%信頼区間1.04–1.91; ハザード比1.27、95%信頼区間1.01–1.59; ハザード比1.20、95%信頼区間1.10–1.31) 。

結論:
6週間の間オゾンおよび一酸化窒素の曝露が増えることで、その後のIPF急性増悪のリスクが増加する。IPF患者において、大気汚染は臨床的に意味のあるイベントを起こす可能性が示唆される。
by otowelt
| 2013-11-26 00:37
| びまん性肺疾患









