肺癌治療薬:ジオトリフ®製造販売承認
2014年 01月 20日
日本べーリンガーインゲルハイムは2014年1月17日に不可逆的ErbBファミリー阻害薬であるアファチニブ(商品名ジオトリフ)が、日本での製造販売承認を取得したことを発表しました。適応は「上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子変異陽性の手術不能または再発非小細胞肺がん」とされています。
用法・用量は、成人に対して1日1回40mgを空腹時に経口投与します。患者の状態により適宜増減できますが、1日1回50mgまで増量できます。ラインナップは20mg錠、30mg錠、40mg錠、50mg錠の4種類です。
ジオトリフに関する臨床試験として、呼吸器内科医は最低でもLUX-Lung3試験を知っておけばよいと思います。
・LUX-Lung3試験:EGFR遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺癌におけるアファチニブの有効性
・LUX-Lung4試験:EGFR-TKI不応性の非小細胞肺癌に対するアファチニブの有効性
by otowelt
| 2014-01-20 21:55
| 肺癌・その他腫瘍