切除可能非小細胞肺癌に術前化学療法を行うべきか否か
2014年 03月 24日
先日のLancetで報告された非小細胞肺癌に対する術前化学療法の論文(切除可能非小細胞肺癌において術前化学療法は生存期間を延長)について、CareNetに小林英夫先生のコメントが掲載されていました。一部抜粋します。実臨床でプラクティスに変化を与える内容かとも思いましたが、以下のlimitationsについては確かに検討の余地がありそうです。
<非小細胞肺がんの予後は術前化学療法により改善するか(コメンテーター:小林 英夫 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(187)より->
1.「一言で術前化学療法と一括しているが、術後化学療法導入例や放射線療法実施例も混在しており、純粋に術前化学療法単独の比較解析ではない。」
2.「背景因子が、臨床病期はIBが最多、次いでIIB、IIIAであること、扁平上皮がんが最多で腺がんの2倍弱、男性が8割、60歳以下が4割、などは日本の現状と大きく異なることに留意する必要がある。本邦での切除対象非小細胞肺がんは臨床病期IA、IBが主で、腺がんが多く、男性が6割、切除症例の8割弱は60歳以上、と背景因子が異なる。」
3.「現在のT3には胸壁、横隔膜、心嚢などへの浸潤と、腫瘍先進部、無気肺などいくつかのカテゴリーが混在し、予後の不均一性が問題。」
臨床病期を層別化して臨床試験を行わなければ術前化学療法の意義が明確にできないという意見は、同感です。
<非小細胞肺がんの予後は術前化学療法により改善するか(コメンテーター:小林 英夫 氏)-CLEAR! ジャーナル四天王(187)より->
1.「一言で術前化学療法と一括しているが、術後化学療法導入例や放射線療法実施例も混在しており、純粋に術前化学療法単独の比較解析ではない。」
2.「背景因子が、臨床病期はIBが最多、次いでIIB、IIIAであること、扁平上皮がんが最多で腺がんの2倍弱、男性が8割、60歳以下が4割、などは日本の現状と大きく異なることに留意する必要がある。本邦での切除対象非小細胞肺がんは臨床病期IA、IBが主で、腺がんが多く、男性が6割、切除症例の8割弱は60歳以上、と背景因子が異なる。」
3.「現在のT3には胸壁、横隔膜、心嚢などへの浸潤と、腫瘍先進部、無気肺などいくつかのカテゴリーが混在し、予後の不均一性が問題。」
臨床病期を層別化して臨床試験を行わなければ術前化学療法の意義が明確にできないという意見は、同感です。
by otowelt
| 2014-03-24 00:12
| 肺癌・その他腫瘍









