ATS2014:アメリカにおけるARDSの死亡率の変遷
2014年 05月 18日
ARDSによる死亡率の移り変わりを報告したレトロスペクティブコホート試験の結果です。
A25
S. Annangi, et al.
Acute Respiratory Distress Syndrome Related Mortality In United States From 1999 to 2010
[Publication Number: A1160]
概要:
われわれはアメリカにおけるARDS関連死亡率についてレトロスペクティブコホート試験を組み、1999年から2010年までの変遷を調べた。ARDSはICD-10コードを用いて抽出した。
本コホートでは129211人が同定された。死亡時平均年齢は64.5歳であり、51.3%が男性だった。試験期間中における年齢調整ARDS関連死亡率は、1999年の10万人あたり5.1人(95%信頼区間5.1 to 5.0)から、2010年の2.8人(95%信頼区間2.9 to 2.8)まで減少していた。アフリカン・アメリカンの男性では死亡率が高く、10万人あたり5.2人(95%信頼区間5.3 to 5.1)であったが、他の人種の女性では低く2.4人 (95%信頼区間2.5 to 2.3)だった。
ARDSによる直接的死亡が16.6%、悪性腫瘍による死亡が12.2%、肺炎による死亡が12.1%、敗血症による死亡が6.9%だった。

1999年から2010年にかけて、ARDSに関連する死亡率は全体で45%減少したと言える。
by otowelt
| 2014-05-18 23:12
| 集中治療









