気管支鏡による肺膿瘍
2015年 03月 25日

Ishida M, et al.
Case series of lung abscesses following flexible bronchoscopy
Respiratory Investigation, DOI: http://dx.doi.org/10.1016/j.resinv.2015.01.004
概要:
このケースシリーズでは気管支鏡後の肺膿瘍を3例報告。それぞれ、81歳男性、65歳男性、56歳女性。282件中3件で、全体の頻度は1.06%であった。前2例が扁平上皮癌、後1例が小細胞癌という診断であった。全例に経気管支肺生検が実施された。全例で菌は同定できず、血液培養も陰性だった。男性の2例はアンピシリン/スルバクタム、ピペラシリン/タゾバクタムで治療され、女性例は膿胸に陥ったため抗菌薬と外科治療を併用された。
↓レジデントのための感染症診療マニュアルが改訂されました。私もさっそく購入しています。
by otowelt
| 2015-03-25 00:48
| 気管支鏡