エキスパート同士の情報のやりとりで新しい診断基準が提唱されています。学会としての提唱ではありません。
Don D. Sin, et al.
What is asthma−COPD overlap syndrome? Towards a consensus definition from a round table discussion
ERJ DOI: 10.1183/13993003.00436-2016 Published 23 June 2016
SinらのACOSの診断基準:主基準の全項目および副基準の少なくとも1つを満たす
主基準:
1. 40歳以上で、遷延性の気流制限(気管支拡張後1秒率70%未満あるいは正常下限[LLN]未満)。LLNの使用の方が望ましい
2. 少なくとも10pack-yearsの喫煙歴またはそれに相当する屋内・屋外の大気汚染曝露(バイオマスなど)
3. 40歳以前に喘息の既往がある、または1秒量の気道可逆性が400mLを超える
副基準:
1. アトピーあるいはアレルギー性鼻炎の既往
2. 2回以上の外来受診で、ベースラインからの1秒量の気道可逆性が200mLかつ12%を超えることを確認
3. 末梢血好酸球数が300/μL以上

Don D. Sin, et al.
What is asthma−COPD overlap syndrome? Towards a consensus definition from a round table discussion
ERJ DOI: 10.1183/13993003.00436-2016 Published 23 June 2016
SinらのACOSの診断基準:主基準の全項目および副基準の少なくとも1つを満たす
主基準:
1. 40歳以上で、遷延性の気流制限(気管支拡張後1秒率70%未満あるいは正常下限[LLN]未満)。LLNの使用の方が望ましい
2. 少なくとも10pack-yearsの喫煙歴またはそれに相当する屋内・屋外の大気汚染曝露(バイオマスなど)
3. 40歳以前に喘息の既往がある、または1秒量の気道可逆性が400mLを超える
副基準:
1. アトピーあるいはアレルギー性鼻炎の既往
2. 2回以上の外来受診で、ベースラインからの1秒量の気道可逆性が200mLかつ12%を超えることを確認
3. 末梢血好酸球数が300/μL以上
