インターネット調査が明かす慢性咳嗽診療の難しさ

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 研究ベースでは「まったく原因が分かりませんでした」という症例が除外されていたり、あるいは過小に記載されていることがあります。そのため、患者さん側からみた実態を表した文献はほとんどないと言われています。

 2015年にヨーロッパで実施されたインターネット調査による横断研究の結果が発表されました1)。1120人がアンケートに答えています。年単位の難治性慢性咳嗽でクリニックを受診した患者さんの47%は診断がつかず、また治療によって咳嗽が軽減したのはたったの7%だったという結果でした。

 私たちが想定しているよりも、プライマリケアにおける慢性咳嗽というのは手ごわい相手なのかもしれません。


(参考文献)
1) Chamberlain SA, et al.The impact of chronic cough: a cross-sectional European survey. Lung. 2015 Jun;193(3):401-8.



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by otowelt | 2017-02-09 00:40 | 呼吸器その他

近畿中央呼吸器センター 呼吸器内科の 倉原優 と申します。医療従事者の皆様が、患者さんに幸せを還元できるようなブログでありたいと思います。原稿・執筆依頼はメールでお願いします。連絡先:krawelts@yahoo.co.jp


by 倉原優
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