患者さんに伝わりにくい医学用語 その3:標準(ひょうじゅん)
2018年 02月 27日
・標準(ひょうじゅん)
医師:「・・・という治療が標準的です。」
患者さん:「はぁ・・・」
私たち医師は「標準治療」という言葉の意味をよく知っています。それは、ある程度コンセンサスが得られた正しい治療という意味です。しかし、患者さんにとって「標準」とは「至極普通の」という意味に捉えられます。つまり、「標準的な治療だ」と言われても、「この先生はしっかりとした治療をしてくれないんだ」と誤解してしまうことがあるのです。
とはいえ、「これが現時点での最高の医療です!」と言える医師はまずいないでしょう(自信たっぷりの天才外科医なら断言できるかもしれませんが)。そのため、私たちは標準という言葉を使わざるを得ないのも事実。
誤解されることがあるため、私は「標準」という言葉はあまり使わず、「妥当と思われる」「効果的と考えられる」などのように言い換えています。とはいえ、「思われる」「考えられる」のようなシッポをつけてしまうのは、私の日本人的な性格のあらわれかもしれませんが・・・。
医師:「・・・という治療が標準的です。」
患者さん:「はぁ・・・」
私たち医師は「標準治療」という言葉の意味をよく知っています。それは、ある程度コンセンサスが得られた正しい治療という意味です。しかし、患者さんにとって「標準」とは「至極普通の」という意味に捉えられます。つまり、「標準的な治療だ」と言われても、「この先生はしっかりとした治療をしてくれないんだ」と誤解してしまうことがあるのです。
とはいえ、「これが現時点での最高の医療です!」と言える医師はまずいないでしょう(自信たっぷりの天才外科医なら断言できるかもしれませんが)。そのため、私たちは標準という言葉を使わざるを得ないのも事実。
誤解されることがあるため、私は「標準」という言葉はあまり使わず、「妥当と思われる」「効果的と考えられる」などのように言い換えています。とはいえ、「思われる」「考えられる」のようなシッポをつけてしまうのは、私の日本人的な性格のあらわれかもしれませんが・・・。
by otowelt
| 2018-02-27 00:13
| コラム:伝わりにくい医学用語