思春期におけるシムビコート®維持療法+SMART療法の有効性
2018年 01月 23日
アドヒアランスの良い患者さんにとってはSMART療法はよい選択肢になると思います。個人的に気になるのは薬価です。
Jorup C, et al.
Budesonide/formoterol maintenance and reliever therapy in adolescent patients with asthma.
Eur Respir J. 2018 Jan 4;51(1).
背景:
喘息コントロールは思春期の重要な目標であるが、この集団において評価した研究は少ない。この事後解析では、ブデソニド/ホルモテロール維持療法と発作時治療(MART)の有効性・安全性を12~17歳の思春期喘息患者(6ランダム化比較試験のサブグループ集団)で評価した。
方法:
プライマリエンドポイントは初回の重度の発作とした。セカンダリエンポイントは、重度の発作の数、喘息関連症状、夜間起床、朝のPEF、1秒量、レスキュー使用、喘息コントロール質問票スコアとした。
結果:
1847人において、同治療はその他の標準治療と比較してプライマリエンドポイントは同等ないし効果的であった(ハザード比0.15-1.01; pooled HR 0.49, 95%信頼区間0.34-0.70)。セカンダリエンドポイントでも同等の結果であった。レスキュー使用は、ブデソニド/ホルモテロール群の方が少なかった。治療の忍容性は良好だった。 (初回の重度発作までの期間:文献より引用)
結論:
思春期においても成人と同様にブデソニド/ホルモテロールによる維持療法とMARTが有効かつ安全である。
Jorup C, et al.
Budesonide/formoterol maintenance and reliever therapy in adolescent patients with asthma.
Eur Respir J. 2018 Jan 4;51(1).
背景:
喘息コントロールは思春期の重要な目標であるが、この集団において評価した研究は少ない。この事後解析では、ブデソニド/ホルモテロール維持療法と発作時治療(MART)の有効性・安全性を12~17歳の思春期喘息患者(6ランダム化比較試験のサブグループ集団)で評価した。
方法:
プライマリエンドポイントは初回の重度の発作とした。セカンダリエンポイントは、重度の発作の数、喘息関連症状、夜間起床、朝のPEF、1秒量、レスキュー使用、喘息コントロール質問票スコアとした。
結果:
1847人において、同治療はその他の標準治療と比較してプライマリエンドポイントは同等ないし効果的であった(ハザード比0.15-1.01; pooled HR 0.49, 95%信頼区間0.34-0.70)。セカンダリエンドポイントでも同等の結果であった。レスキュー使用は、ブデソニド/ホルモテロール群の方が少なかった。治療の忍容性は良好だった。
結論:
思春期においても成人と同様にブデソニド/ホルモテロールによる維持療法とMARTが有効かつ安全である。
by otowelt
| 2018-01-23 00:24
| 気管支喘息・COPD