サルコイドーシス/サルコイド反応合併肺癌N因子評価にEBUS-TBNAは有用

e0156318_9511053.jpg ジレンマの多い論点ですよね。

市川紘将ら.
サルコイドーシス/サルコイド反応合併肺癌の病期決定におけるEBUS-TBNAの有用性
肺癌 58 (2):88─92,201
8

目的:
 サルコイドーシスやサルコイド反応は肺門・縦隔リンパ節腫大を呈し,これらを合併した肺癌症例には,リンパ節病変の評価が治療方針決定上で問題となる.本研究では,これらサルコイド反応合併肺癌症例の病期診断におけるEBUS-TBNAの有用性を検討した.

対象と方法:
 2009年1月から2016年12月に気管支鏡検査を実施され,サルコイドーシス/サルコイド反応と肺癌の合併と診断された症例におけるEBUS-TBNAの有効性について検討した.

結果:
 EBUS-TBNAにより,サルコイドーシス/サルコイド反応と肺癌との合併と診断された症例は4例であった.造影CT,FDG-PET/CTでは癌のリンパ節転移とサルコイドーシス/サルコイド反応の鑑別は困難であった.4例中3例はI期の非小細胞肺癌と診断され,2例は手術が施行された.術後検体でも転移はなく,granulomaが認められたことから,サルコイド反応と診断された.4例中1例は全身性サルコイドーシスに合併したIII期の肺癌症例であった.

結論:
 サルコイドーシス/サルコイド反応合併肺癌症例におけるN因子の評価に,EBUS-TBNAは有用であると考えられる.



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by otowelt | 2018-06-01 00:34 | 肺癌・その他腫瘍

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